小説:星図詠のリーナ〈2〉
星図詠のリーナ〈2〉を読みました。
地図作りが好きなお姫様の物語の2巻目です。前回は海辺の町でしたが、今回は山の町になります。前回に比べると少し暗い感じというか、災害から避難してきた住人と元からいる住人とがうまくいってないって所に派遣されたのと、いざこざに巻き込まれるのとで明るいばかりってわけでもなかったです。
紆余曲折はあったけど、最後にはリーナが知恵をしぼっていい方向に向かっていくのかな?ってところでこのエピソードは終わりです。前回少し出番のあったパルヴィですが、今回もおいしいところというか最後に見せ場をもっていきます。前巻とは違って、この巻は最後に次の巻へ続くで終わっていて、どうやら次はパルヴィの出番も多くなりそうです。
前回は、話のつけたしでてきたのかなぁっと思っていた竜が結構この先ポイントになりそうです。巻頭の人物紹介もなぜかダールが一番上に来てるし。リーナ自体にも秘密が出来たみたいで、シリーズ化してくための準備みたいなものなのかな?
感想的には、落ち込んでいたリーナが立ち直るきっかけが少し弱いかなぁっていうのと、災害復興の資金ってどうなってんだろう(国から?)とか少し気になる部分もありましたが、面白かったです。侍女とダールの会話も面白し、次はパルヴィも絡んでくるだろうし楽しみです。地図方面の話は、そろそろねた切れになりそうな気はするけど。
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