小説:レヴィアタンの恋人 2




レヴィアタンの恋人 2を読みました。
前巻、姫路コロニーからの攻撃をなんとか凌いだ3ヶ月後からのお話になります。圧倒的っぽい姫路コロニーからまたどんどん攻勢がかかるのかなぁと思いましたが、打って変わってご近所の白河との抗争になります。物語は、ユーキの過去を振り返りつつ、白河との戦いの準備までが描かれています。
前巻のあとがきで作者的には軍記ものみたいにしたいとの話で、そういう方に物語は進んでいくようです。個人的には前巻のSFチックな展開が面白そうかなぁって部分があったので、ちっと残念ではあります。どちらかといえばユーキの過去よりはタマの昔話の方が興味あるかなぁって感じなので、この巻はちょっと物足りない感じもします。
澁澤姓の登場人物がでてきて、竜之介との関係はどうなんだろうというのが気になるところですが、今のところほとんど描写はないですね。生け捕りにされたタケルとシュンがどうなったかが描かれてないので、恐らく東京で幸せに暮らしているユーキと対峙するべく今後出てくるの感じなのかなぁ。わざわざユーキとの過去話に結構ページが割かれているし。そのうち、美歌子とタマ(と竜之助)の過去の話もでてくるのかなぁ。

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