小説:襲撃者の夜


襲撃者の夜 (扶桑社ミステリー)
扶桑社
ジャック ケッチャム
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襲撃者の夜を読みました。ずいぶん前に購入してたのですが、2年くらいたっちゃったかもしれません。同作者のオフシーズンの続編になりますが、前作を知らなくてもさほど問題はないです。前作の登場人物も一人(二人というべき?)くらいしかいないし。その人物も印象的な人物ではあるけど、主要な登場人物だったわけでもないです。
前回の事件の生き残りからまた惨劇がはじまるって感じの内容になります。前回被害者を撃ち殺してしまった元警官が捜査に協力することになり、新しい視点というか前回は被害者たちばかりの物語でしたが、ある種元警官のリベンジ的なお話にもなっています。あとは、ケッチャムの作品によく登場するタイプの自己中心的な犯罪者も加わって、救いがない話だなって展開になりますが、最後は前作ほどひどい終わり方にはなりません。登場人物に対してかなり容赦ない作家なので、最後までハラハラさせてはくれますが。
どちらかといえば、作者の中では最終的な読後感はよい方の作品かもしれません。

新作で短編集みたいなのが出てるようなので近いうちに読んでみたいと思います。

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