小説:レヴィアタンの恋人
レヴィアタンの恋人を読みました。
飛空士の~作者さんと同じ作家さんだったので、似たような感じの物語なのかなぁと思ったのですが、かなり予想とは違ったお話しでした。
ウィルスが蔓延して、人類の大半が死滅した未来の世界で、少し種として人類よりも進化した特進種達が争ってる世界の物語で、お話的にはまだ方向性とかがみえてないのでなんともわからない感じですが、おもしろかったです。
序盤は、ウィルスが蔓延する前の話とか、簒奪王と呼ばれた王が活躍した本編より少し前の話、主人公達の話なんかが結構コロコロかわる印象でどうなってるかわからない感じでしたが(序盤にでてきた岩佐木の少年時代はてっきりタマの子供時代の話かと思ってた)、ウィルスが壊滅的なダメージを世界に与えてからの中盤以降は一気に引き込まれた感じでした。
ただ、主人公達のお話は、裏の設定とかに比べるとまだそれほど面白くなってはいないかなぁって感じもします。今後はどんな展開に進んでくのかなぁ。
最近読んだ本だと黒塚とかに物語の世界観が少し似てるかもしれないです。ウィルスつながりだと、キングのザ・スタンドとか。初版は07年とのことですが、豚インフルエンザとか出てきたり、結構今読むといい感じに世情にフィットしてるのかもしれないです。
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