小説:“文学少女”見習いの、初戀。

ユーザレビュー:
可愛らしいと思うが心 ...
これはこれですごく良 ...
面白い・・・・素直に ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

“文学少女”見習いの、初戀。 を読みました。
文学少女のシリーズの外伝みたいな扱いのようです。先輩は、卒業して心葉の前から去り、文芸部に新しい女の子日坂さんが入ってきます。紆余曲折あって、心葉と日坂さんの関係は悪化?しますが、心葉としては先輩にしてもらったことを返そうみたいな思いはあったのかも。恋する挿話集のあとがきにもありましたが、心葉が成長したというか少し頼りになる感じで描かれています。たまに地がでる感じではありますが。先輩と同じように振舞おうとしたけど、心葉は先輩じゃないのでうまくいかなくて、最後の台詞につながったのかな?ちょっと続きが気になるところで終わっています。日坂さんに昔の自分を見るようだってな感じの共感はなさそうだけど、先輩ともちょっと違うタイプだしどうなのでしょう。
物語の方は、曽根崎心中を題材にお話が進んでいます。一応、岩波文庫の曾根崎心中を買ってはみたんですが、読みづらすぎて1ページ目で断念してしまいました。もっと現代語訳っぽければ読めたんですが、ちょっとつらかったです。今までとは役どころを代えて、木葉が先輩がやっていた探偵役?のような役回りを演じます。神に挑む作家の後編と似たような感じです。ミステリー作品ではないので、ちょっと突拍子ないかなと思わなくもない展開でしたが。
先輩と同じく卒業している麻貴先輩の方は、こちらにも登場してきます。麻貴先輩の心葉評はなかなか面白いです。
一応、背伸びしてる感じの心葉ですが、主役は日坂さんに完全にバトンタッチって感じではなくて、成長の余地ありみたいな方向に進むのかなぁ。心葉は心葉なりの道を見つけるみたいなのが落としどころになるのでしょうか。順番的には、次は挿話集の2冊目です。一応、1500円以上だとアマゾンは送料無料なの文学少女見習いの傷心の方もDVD付きのをすでに買っちゃったんですが、なんか3月くらいまで送料無料らしいのでちょっと失敗したかなぁという感じです。CDについてくるDVDもどうだけど、あんまりおまけのDVDって再生しないままになるのが多いです。映画の宣伝も入ってるようなので忘れないうちに見てみようとは思っているのですが。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック