小説:“文学少女”と恋する挿話集 2
“文学少女”と恋する挿話集 2 を読みました。
短編集みたいな感じですが、結構流れ的には綺麗に繋がってるように感じました。本編の方では、あまり描写されていない森さんと反町君(と琴吹さん)がメインのお話が多いです。ただ、本編のエピソードや心葉、先輩も適度に出てくるので、そんなに今までのお話と比べて突拍子もないって感じはなくて、"文学少女"シリーズのお話だなぁという感じはします。
お話の流れにパターンがあって、森さんが引っかきまわして、琴吹さんが一刺して、先輩がオチをつけるのと、反町君の恋愛相談を先輩が受けて、本を紹介するというのがあります。こういうのは繰り返す面白みもあるし、キャラが立っているのもあるのでそんなに、手抜きというかつまらない感じにはなっていません。
最後の特別編はしんみりとするいい話でした。結局シリーズ通して報われない琴吹さんですが、それはそれとしてこのお話は良かったです。
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