小説:化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー
化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー を読みました。
個人的に所謂ライトノベルと呼ばれる小説を読むようになったきっかけが、ブギーポップのシリーズとフルメタルパニックのシリーズなので結構思い入れがあります。長期の出張で地方に飛ばされたときに、夜暇だなぁと思って読み始めました。元々、ロードス島戦記とか富野さんのガンダムのシリーズとかのスニーカー文庫(当時はまだスニーカーとかついてなかった気がする)の作品はいくつか読んでいたのですが、社会人になったあたりからあまり読まなくなってて、読んでみたら結構面白いとなって嵌って読むようになりました。
ブギーポップのシリーズは面白いことは面白いのですが、なんか説明するのが難しい作品です。世界の敵を排除するブギーポップと裏で世界を動かしてるシステム?統和機構、異能力者のMPLSなんかを軸に物語が進みます。
この巻では、珍しくブギーポップの出番が多いです。大体、最後の方にでてきて締めて終わるというのが多いのですが、今回は比較的出番があるかなぁという感じです。主要なところでは、フォルッティシモがメインで出てきます。序盤に伏線がありましたが、最後の展開はちょっと予想がつきませんでした。つながりがないと唐突にでてくるキャラクターになってしまうので、よく考えてみればわかったかもしれないですが。
物語全体としてはどんな方向に進むのかはもはや検討も付かない感じですね。ひところは統和機構に敵対する組織みたいなのがでてきたので、そういう方向に進むのかなぁとも思ったんですが。この巻は、この巻で閉じるエピソードみたいなんで、この巻だけ読んでみるのもいいかもしれないです。
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