小説:スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1)


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スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) を読みました。
xxxシュピーゲルという作品群の一つみたいです。まだ、スプライトシュピーゲルしか読んでないのでつながりとかはわかりませんが、同じ世界(同じ時代?)の物語みたいですね。
沖方丁さんの小説にはまって頃があってカオスレギオン(ゲームも買っちゃいました)や最近再販?されたみたいですがカルトセプトを題材にしたのだとか読みやすくと面白くて好きでした。ただ、ばいばい、アースとか設定に懲りすぎて読みづらいのとかもありますが。
この作品を読み始めて感じたのは、マルドゥック・スクランブルと同じような世界観で軽めの(ギャグっぽい)作品なのかなというものでしたが、最後の方は結構シリアスな感じになってて、先の展開はちょっと読めない感じです。一応、オーストリアが舞台で、公安高機動隊MSSに所属する、機械化された女の子達の活躍を描く物語みたいです。この巻では、登場人物の紹介と今後に続くのか悪役っぽいのがでてきます。
この悪役が結構きってて、手段自体が目的なのか、意図のわからない悪辣さがあって嫌悪感しかもてない、珍しい嫌なキャラクターです。この先は、この敵役を巡る物語になるのかなぁという感じで終わっています。
世界観として、時代背景は未来で科学技術が発達していてSFチックみたいな世界です。人種差別や宗教対立が横行しているらしいのですが、具体的な民族名や宗教の名前とかは出てきていますが、今のところ発生した事件の原因になっているだけで、そちら方面で掘り下げていくのかはよくわからない感じです。別にこの巻の事件も現金目当ての銀行強盗とかでも成り立つような気がするし(最後のエピソードはそうでもないのかな?)。
内容とはあんまり関係なのですが、文章が結構とっつきにくいです。読みやすい文章も書ける方なので、わざとやっている(あとがきにも意図の説明がある)のでしょうけど、読んでいると結構ストレスがたまります。主要メンバーの3人も雛(ヒビナ)以外は、漢字と読みが直感的でなくて、慣れるまで少し難儀しました。後半のシリアス目のお話の頃になると忘れた頃に思い出したようにとっつき難い表現が出てくる程度なのであまり気になりませんが、この先の巻もこんなだとちょっとつらいかなぁという感じです。
とりあえず、出版順で次に出されているオイレンシュピーゲルの1巻目は注文済みなのでそちらを読んでみたいと思います。そういえば、マルドゥック・ヴェロシティの方は、買ったけどまだ読んでなかったなぁ。こちらも結構読みづらいのかな。ばいばい、アース(順番的にはかなり初期の作品みたいですけど)が結構とっつきにくかったので少し苦手意識じゃないけど読み始めるのに勢いがほしいかなぁという感じになっちゃってるんですよね。

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