小説:レヴィアタンの恋人 4
レヴィアタンの恋人 4 を読みました。
今回は、タマとユーキを中心にした調布新町側のお話と、姫路コロニーの戦いのお話がメインになります。流れ的には、伏線をばら撒きつつ、タマとユーキが人の上に立つ人物とは?という会話をして、それが後半の姫路コロニーの戦いの中で証明されるみたい流れになっています。
姫路コロニー側はてっきり一人勝ちの無双状態なのかなぁと思っていましたが、九州?の日向コロニーとの戦いは厳しい展開から始まります。一応、この巻の終わりでは、姫路、武蔵野(調布新町とか)、仙台とか勢力が整理されて、これからどうなるのかって感じになります。悲しいくらい小物な敬一郎とかリオの出自とかタマと美歌子の過去とかキリヒトの姉とユーキの関係とか色々伏線がでてきて、タマの行方は?と気になるところで終わっていますが、この巻でたのが2008年の9月みたいで、続巻が出てないってことは続きはあんまり期待できない感じでしょうか。同じ作者さんの飛空士のシリーズの方が当たったようなので、こちらよりは飛空士のシリーズの方に注力って感じでしょうし。1巻からの流れで4巻までがーっとこれたらよかったのかもしれないですけど、個人的にはちょっと2巻、3巻でまごついたかなぁという感じがしないでもないです。
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