小説:彼女は戦争妖精5


彼女は戦争妖精5 (ファミ通文庫)
エンターブレイン
嬉野 秋彦
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彼女は戦争妖精5 を読みました。前巻が短編集でカウントされてないので実質6巻目です。
今回は、ミンストレル(吟遊詩人)というのがメインで出てきます。ただ、出番がかなりあったわりに、ウォーライク同士を戦わせたいという目的以外はよくわからない存在で、物語自体はこの先で動き出すのかなぁという感じです。何人か出てきたけど、一枚岩という感じでもないし、ルールがどうこういうわりにはみんなルールを守ってないみたいだし。ただ、強さは圧倒的でロード&ウォーライクのコンビでも歯が立たたず、今回はどの組もなかなか厳しい結果となります。
伊織の側では叔父が帰国してきたり、牧島がルテティアと組んで参戦したりと結構状況が変わってきています。それでもこの巻ではそんなに急展開とかなくて、叔父さんがらみでは薬子先生側に少し動きがあったり程度で次巻以降の展開に期待といった感じです。牧島の参戦は普通だったら戦力になってうれしいという感じですが、今回は足手まといになってばかりという感じ。もともと団体戦みたいなのは想定されてなさそうですけど、このまま戦力にならなで、致命的な弱点になるって方が可能性高そうな感じのデビュー戦でした。もともと愛想のない伊織ですが、牧島に対する感想が容赦なくて笑えます。
あとがきによると次の巻はまた短編集のようです。叔父さんとルテティアがらみのお話らしいです。この巻でも叔父さんが出てきますが、伊織と一緒に料理してるシーンが多いかも。この物語はなんか料理というか食事のシーンがすごく心地よいです。

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