小説:彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女
彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女 を読みました。
今回も秀麗のいる縹家のお話と、貴陽のお話の2箇所を中心に話が進みます。縹家の方は、復活した秀麗が蝗害対策探しをしたり、楸瑛の珠翠救出劇があったり、瑠花と珠翠のお話、縹家のごたごたに絡む陰謀があったりと結構盛りだくさんな感じです。最後、物語の上では秀麗に黒幕の正体が明かされます。正直、旺季以外だと検討もつかないですが、出てる登場人物だと晏樹、皇毅、悠舜、奇人あたりが怪しいのでしょうか?
貴陽の方は、相変わらず劉輝が一人居たたまれない感じです。ただ、策にはめられたというよりは自業自得でしかたないって感じです。旺季と劉輝の二人だけの会話シーンがありますが、いかんともしがたい実力の差があるのでどうにもならんなぁという感じです。遅まきながら、そこに気付いた劉輝に活路はあるのかが今後の鍵なんでしょうか。
最後に紅州の黎深がちょこっと出てきます。このままフェードアウトしちゃうのかなぁと思っていましたが、今後もう一つくらい見せ場がありそうです。個人的には好きな登場人物なので活躍?ができるなら期待したいところです。
あとがきによると、次はしばらく時間がかかりそうとのこと。続きが楽しみです。
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