小説:機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で

機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で を読みました。
重力の井戸の底ってことで、地上での話しになります。前巻のラストで、なんとかガランシェールに接触し、なんとか地球に降下することが出来たバナージですが、無理に大気圏に突入したせいで予定したポイントには降下できず、砂漠の真ん中で立ち往生することになります。
序盤は、救助をもとめるためにバナージとキャプテンが近くの町まで砂漠を横断することになります。ちょっと説教くささとかはあるけど(全般的にそう?)、ここら辺は結構面白かったです。
中盤以降は、たまたまラー・カイラムで地上に降りていたブライトが登場し、リディはこちらに合流します。リディというキャラもいまいち中途半端で把握しづらいキャラクターですね。マーセナス家の秘密とかがどんなものかわかれば少しは共感を呼ぶキャラになるのかなぁ。
中盤から終盤にかけては、ユニコーンを指定したポイントに移動させるために、地元の有力者?と組みます。一応、この巻(作品?)のテーマに戦争に踏みにじられた人たちみたいのがあるのかもしれないですが、この有力者がなんか取ってつけたような感じの人物で、ちょっとなんだかなぁという感じです。やってることに説得力がないというか。これに対応するガランシェールの一行の対応もなんか中途半端で、バナージも熱血漫画の主人公的な行動とるし(これは結構毎回かな)、ちょっとチグハグな感じを受けました。
マリーダがらみの話(というかマーサ?)もマーサがマリーダに対してなんでこんなに影響力を発揮できるのかとかの裏づけがないから(強化人間がらみの研究者ってわけでもないみたいだし)、ちょっと置いてきぼり感がありました。この作品内ではそういうキャラクターって位置づけなのでしょうか。
最後は、一応次巻への引きということで、正体不明のガンダムが登場して終わります。マリーダが乗っているらしいので、途中で出てきたバンシィとかいうモビルスーツなんでしょうか。
物語の序盤はあんまり感じなかったけど、あんまりアニメ向きな作品じゃないかもしれないですね。この後も予定通りアニメ化してくのかなぁ。3~4冊分まとめに1本とかにするんだろうか。


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文庫版も最終巻まで出たようなので、追加しておきます。スニーカー文庫版と角川文庫版で値段違うみたいですが表紙以外にも差があるのですかね?
巻数追うごとに値上げしてるんですね。コミックエース版の時は気づかなかったけど、厚くなったりしてるのかな?

機動戦士ガンダムUC(6) 重力の井戸の底で (角川スニーカー文庫)
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