小説:星図詠のリーナ〈3〉

星図詠のリーナ〈3〉 を読みました。
地図作りが趣味のお姫様の物語の3巻目になります。あとがきを読むと一応この巻で一区切りのようです。地図作り自体は地味なものだし、ねた的にも厳しいのかもしれないですね。今回は、海図作りということで今までとはちょっと勝手がちがう感じでした。今回も竜がらみの事件があって、地図関係よりはむしろそっちのほうがメインな感じです。お母さんの形見の磁石に由来があったり、ダールの進むべき路も少し見えてきたり、一応回答とは行かないまでも、きれいに終わったかなぁという感じはします。
この巻だけに関していうと、ちょっと話があっちこっちに行ってまとまりにかけるかなぁという気がしないでもなかったです。地図作りがメインというわけでもないし。あっちこっちって言うほどでもないですが。なんかどこら辺が終着点なのかなぁと思っていたらあっさり終わっちゃった感じです。海賊の親分も結構あっさりだったし。
物語全体で言えば地図作りという題材は面白かったし、もっと色々な見せ方をしてくれるかなぁという期待もあったのですが、ちょっと難しかったのかなぁという感じでしょうか。
物語の方は続きが書けない終わり方というわけでもないので、充電してまた新しいアイディアとか浮かんだら続きを書いてもらえたらいいかもしれないですね。リーナとダールの関係(星図詠みとしても含めて)もまだ続きが書けそうですし。

星図詠のリーナ〈3〉 (一迅社文庫)
一迅社
2010-07-17
川口 士
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物語は一区切り イー ...
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