小説:機動戦士ガンダムUC (8) 宇宙と惑星と

機動戦士ガンダムUC (8) 宇宙と惑星と を読みました。大分終盤にさしかかってきました。残りは2巻ですが、上下巻の扱いのようです。

お話の方は前巻の続きで、ガランシェールの一行がネェル・アーガマに合流した後の話になります。序盤はまあまあうまくいってたのですが、なかなかうまくはいきません。今まで大人な?対応を見せていたキャプテンが話の都合上なのかちょっと袋小路に入った感じになってなんだかなぁという感じです。下地になる部分はあったとは思うけど、今までの活躍を見てるとちょっと唐突な感じを受けました。
久しぶりにフルフロンタルがまともな出番を得ましたが、何となく空虚というか中身のない記号的なキャラクターで主人公のライバル(アムロでいうとシャア)って感じではなかったですがどうやら意図的に書いてる部分もあったみたいです。だとすると単につまらないだけのキャラになっちゃうけどこれからもう一皮むけたりするのでしょうか。
この物語ではバナージのライバルキャラみたいなのは明確にはいない感じですかね。Zのカミーユなんかと立ち位置がにてるというか。アンジェロなんかは典型的な三下って感じだし。このキャラもフルフロンタルの空虚さを印象づけるキャラでしか今のところないよなぁ。わざとそういう立ち位置にしているのならすごい演出なのかもしれないけど。
とりあえず、この巻でラプラスの箱の最後のポイントがあきらかになります。これから2巻分あるのでまだすんなりとはおわらないかもしれないですが。とりあえず、今まで回ったルートにはあんまり意味がないっぽいのですが、ちょっと面白味にかけるなぁて気がしないでもないです。官邸跡とかダカール、今回のポイントなんて状況次第ではなんのイベントも起きないのにそんなところを回らせてどうするきだったんだろう。
最後にリディがバンシィで出撃するところで次の巻に続きます。この人もこの人なりの苦労があるのでしょうけど、マーセナス家の秘密が明らかにならないと今一つ感情移入がしづらいですね。この終盤にきてジェリド的な立ち位置になっちゃうあたりも報われないキャラだなぁという感じです。


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追記ってほどでもないですが、この巻でカイ・シデンが出てきます。このお話自体はここでクローズされるのですが、次の巻のラストへの布石になっています。


ユーザレビュー:
男の戰い。リディもア ...
7巻をさらに超える面 ...
人間描写がいい感じで ...
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文庫版がでそろったので追加します。結構1巻と値段の差がありますね。

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