小説:剣の女王と烙印の仔Ⅵ

剣の女王と烙印の仔Ⅵ を読みました。もう6巻目ですね。正直、1巻目が出たときは続きがでるのかなぁとか思っていたのですが、杉井さんの小説では一番巻数が多いでしょうか。
お話は前巻のラストでニコロの故郷アンゴーラが侵攻してきたところからの続きになります。銀卵騎士団は、総主教の選挙のためにフランとジルベルトが別行動をとることになり、パラオが代理で指揮をとることになります。今回は、最後にクリスとミネルヴァの活躍もありますが、どちらかといえば、代理で指揮をとるパラオやプリンキノポリで孤独な戦いを続けるフランを軸にお話が進みます。師匠のカーラの策により大分窮地に追い込まれる銀卵騎士団ですが、フランがパラオに授けた策のオチが、カーラが似いたようなことを行っていた分結構面白かったです。フランならありえるかなぁと普通に思っていたので全然気がつきませんでした。
フランの方も新展開というかちょっと唐突な感じもありますが、新たな力を手に入れます。この物語の主人公というか物語の引っ張り役はフランって感じになるのかなぁ。クリス達と敵対する側に立つこともあるのかもしれません。
シルヴィのほうは、結構大変な目にあってそうなのですが、この巻では全然でてきません。怪我もあって別行動をとっていたジュリオの方も新たな展開をみせます。必要性が今ひとつわからない感じもありましたが、主要な登場人物が一通り力を得た感じになるのかなぁ。
はじめの巻の方は、どうかなぁと思いましたが、だんだん面白くなってきました。クリスとミネルヴァに閉じちゃうお話よりはフランとかが活躍するほうが個人的には面白いのかも。あとは、アンゴーラなんかがどれくらい絡んでくるのかかなぁ。聖王国的には内戦なんかにうつつを抜かしている状況ではない感じだとはおもいますが、今回はアンゴーラ側にはほとんど動きがなかったし、今後に期待ですね。


剣の女王と烙印の仔Ⅵ (MF文庫 J す 3-6)
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杉井 光
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頑張れパオラ、負ける ...
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