小説:サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN

サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN を読みました。タイムトラベル物?の3巻目です。
今回は、過去のお話で、ケイと春埼と2年前に死んだ女の子の出会いの頃のお話になります。今まではちょい役だった智樹なんかが結構活躍します(はじめ結構かっこいい登場の仕方をしたので、同じキャラだとわかりませんでした。)
咲良田の街を出ると能力に関する記憶を失うっていうのと智樹の能力はリセットが起きても効力が残るという設定が出てたけど、1巻の頃からあった設定だったのかな。ちょっと唐突な感じがあったけど。坂上の咲良田から出てるけど、命日の前後に戻るとかいうのはそれほど矛盾しないのかな?
お話のほうは、3人の出会いからひとつ事件?を解決して、相麻という未来視の能力をもつ女の子が死んじゃうまでの過去のお話と、2巻の終わりで判明した複数の能力をつかって相麻を生き返らそうという試みを実行にうつすところまでです。素直じゃないケイやそれを理解している相麻、だんだん変化していく春埼なんかが丁寧に描かれていてます。過去のエピソードの最後のリセットしてしまった結果のくだりは、なかなかせつないものがありますね。管理局に楯突いたとかってエピソードはこの後のお話になるのでしょうか。一応、咲良田という街限定で、色々な超能力が使えるという設定の物語なんでが、そういう部分の奇抜さよりは、全体的に静をイメージさせる感じで、お話は丁寧にゆるやかに流れてくってのが魅力なのかも。
今後のお話のほうは今までにでてる情報だけだとちょっと想像が出来ない感じです。相麻にはなにやら思惑があるようなんですが、どうなるのかなぁ。
あとがきによると4巻は冬に出る予定らしいので、順調に進んで早めに出てくれるといいですね。

サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2010-08-31
河野 裕
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Kindel版です。私は、ここ数年ほとんど本屋さんでは小説買ってないですが、Kindelストアは本屋さんにも影響がでるでしょうか。世間的にはそんなに注目はされてないのかなぁ。

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