小説:現代語訳 南総里見八犬伝 下
現代語訳 南総里見八犬伝 下を読みました。上巻読んでから結構時間がたってしまいました。他の本なんかを間に読んだのもあったし。
お話の方は、大角のお話しの続きから、お互いを探す放浪の旅と犬士達それぞれ(主に道節と毛野)の因縁の相手に一端けりがつくまでの話、親兵衛の活躍話、扇谷定正と里見の合戦のお話、みたいな流れになってます。
ありがちな話しなのかもしれないですが(水滸伝もそうだし)、面子がそろってしまうと物語的には少し面白味に欠けてしまいますね。
犬士たちが出そろってから、八人(行方不明の親兵衛はぬかすのかな?)がそろうためにお互いをさがすのですが、お互いに連絡取り合わずに歩き回るので、そろうのに平気で数年かかってます。お話的には室町の頃?なので連絡手段とかなかったのかな。
親兵衛の話は、他の犬士ともほとんどからまないし、一人チートな感じの無双なのでちょっと異質な感じはあるかも。以前に読んだ八犬伝のお話に似たような指摘があって、無駄に長いのかなぁとおもっていたのですが、思っていたほどは長くはありませんでした。(この小説では省略してたりしたのかな?)
最後の合戦のお話は、思ってたよりは簡単に終わってしまった印象です。八犬士も活躍以前出番がほとんどないし(毛野、大角くらい?)。むしろ相手方の記載のほうがおおかったかなぁ。毛野の作戦はあったけど、戦記物みたいに知略の勝負というよりは、犬士たちが率いる軍が当たるとこと敵なしみたいな感じだったし。
終わり方もあっさりした感じで、あれ?って感じで終わってしまいました。数ページで終わってしまった感じ。
とりあえず、一通り八犬伝のお話を終えたのはよかったです。ちょっと読んでみようとおもって手に取るには長めだし分厚い小説ではありますが。
ユースの試合を見に夜行バスで今名古屋まできたのですが、帰ったら前に読んだおすすめの八犬伝ものの本なんかを紹介したいと思います。
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sent from W-ZERO3
一番お勧めなのが山田風太郎さんの八犬傳。物語の八犬伝とそれを書いている馬琴の世界を交互に書いている面白い作品です。単純に小説としても面白いです。山田風太郎さんは八犬伝のパロディもの(八犬士の子孫のお話)も書いているのでこっちも興味があったら読んでみるといいかも。
次が碧也 ぴんくさんの漫画の八犬伝。アニメのThe 八犬伝と同時期にマルチメディア展開でスタートしたコミックらしいのですが、あんまり情報の共有とかがなかったので大変だったとか。親兵衛がらみのエピソードはなかったようなきがしたけど、一応一通り終わりまで描かれてたと思います。私は、角川の大きめの版で買ってたのですが、途中から買えなくなってしまって最後は文庫版で読みました。とりあえず、面倒なので1巻だけ張っておきます。
碧也 ぴんくさんもパロディというか現代版八犬伝を書かれています。ブラインド・ゲームという作品なのですが、ちょっと趣は違うけど興味があるなら読んでみてもいいかも。少しSFテイストな作品です。
最後は、本じゃなくてアニメのTHE 八犬伝。アマゾンで検索してみたけど中古とかしかないみたいですね。親兵衛が結構問題児風に描かれています。スタッフに恵まれてた作品らしいのですが、各巻(各巻内でも?)で結構キャラクターの造形が異なっていて、当時はあんまりそういうの問題にならなかったのかなぁって感じの作品です。女性ボーカルが歌うエンディングが結構物がなしい感じなのと曲のかかり方が秀逸なので、今でも結構根強い人気があるみたい。個人的には新章の男性ボーカルのエンディングも好きです。最近(これから?)北米版の再リリースとかみた気がするので、リージョン1の再生環境がある人はそちらにチャレンジしてもいいかもしれないですね。タイトルはLegend of the Dog Warriors - Hakkendenです。ドッグウォーリアとか書かれるとなんか別の作品を想像しちゃいますね。
お話の方は、大角のお話しの続きから、お互いを探す放浪の旅と犬士達それぞれ(主に道節と毛野)の因縁の相手に一端けりがつくまでの話、親兵衛の活躍話、扇谷定正と里見の合戦のお話、みたいな流れになってます。
ありがちな話しなのかもしれないですが(水滸伝もそうだし)、面子がそろってしまうと物語的には少し面白味に欠けてしまいますね。
犬士たちが出そろってから、八人(行方不明の親兵衛はぬかすのかな?)がそろうためにお互いをさがすのですが、お互いに連絡取り合わずに歩き回るので、そろうのに平気で数年かかってます。お話的には室町の頃?なので連絡手段とかなかったのかな。
親兵衛の話は、他の犬士ともほとんどからまないし、一人チートな感じの無双なのでちょっと異質な感じはあるかも。以前に読んだ八犬伝のお話に似たような指摘があって、無駄に長いのかなぁとおもっていたのですが、思っていたほどは長くはありませんでした。(この小説では省略してたりしたのかな?)
最後の合戦のお話は、思ってたよりは簡単に終わってしまった印象です。八犬士も活躍以前出番がほとんどないし(毛野、大角くらい?)。むしろ相手方の記載のほうがおおかったかなぁ。毛野の作戦はあったけど、戦記物みたいに知略の勝負というよりは、犬士たちが率いる軍が当たるとこと敵なしみたいな感じだったし。
終わり方もあっさりした感じで、あれ?って感じで終わってしまいました。数ページで終わってしまった感じ。
とりあえず、一通り八犬伝のお話を終えたのはよかったです。ちょっと読んでみようとおもって手に取るには長めだし分厚い小説ではありますが。
ユースの試合を見に夜行バスで今名古屋まできたのですが、帰ったら前に読んだおすすめの八犬伝ものの本なんかを紹介したいと思います。
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一番お勧めなのが山田風太郎さんの八犬傳。物語の八犬伝とそれを書いている馬琴の世界を交互に書いている面白い作品です。単純に小説としても面白いです。山田風太郎さんは八犬伝のパロディもの(八犬士の子孫のお話)も書いているのでこっちも興味があったら読んでみるといいかも。
次が碧也 ぴんくさんの漫画の八犬伝。アニメのThe 八犬伝と同時期にマルチメディア展開でスタートしたコミックらしいのですが、あんまり情報の共有とかがなかったので大変だったとか。親兵衛がらみのエピソードはなかったようなきがしたけど、一応一通り終わりまで描かれてたと思います。私は、角川の大きめの版で買ってたのですが、途中から買えなくなってしまって最後は文庫版で読みました。とりあえず、面倒なので1巻だけ張っておきます。
碧也 ぴんくさんもパロディというか現代版八犬伝を書かれています。ブラインド・ゲームという作品なのですが、ちょっと趣は違うけど興味があるなら読んでみてもいいかも。少しSFテイストな作品です。
最後は、本じゃなくてアニメのTHE 八犬伝。アマゾンで検索してみたけど中古とかしかないみたいですね。親兵衛が結構問題児風に描かれています。スタッフに恵まれてた作品らしいのですが、各巻(各巻内でも?)で結構キャラクターの造形が異なっていて、当時はあんまりそういうの問題にならなかったのかなぁって感じの作品です。女性ボーカルが歌うエンディングが結構物がなしい感じなのと曲のかかり方が秀逸なので、今でも結構根強い人気があるみたい。個人的には新章の男性ボーカルのエンディングも好きです。最近(これから?)北米版の再リリースとかみた気がするので、リージョン1の再生環境がある人はそちらにチャレンジしてもいいかもしれないですね。タイトルはLegend of the Dog Warriors - Hakkendenです。ドッグウォーリアとか書かれるとなんか別の作品を想像しちゃいますね。
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