小説:図書館危機

図書館危機 を読みました。図書館戦争シリーズの3巻目です。
外伝がまだあるみたいだけど、一応あと1冊で本編の方は終りになってしまいます。ちょっと違いもありますが、この巻でTVアニメのエピソードはほとんど終わりみたいです。水戸の図書館のラストで怪我をするのが堂上ではなくなっていますが、次の巻でもそういうエピソードがあったりするのかなぁ。
この巻は、痴漢のお話、昇進試験のお話、放送禁止用語のお話、水戸での防衛のお話とそれに続くお話が掲載されています。
痴漢のお話は、アニメのTV未放送話の冒頭部分でかなり端折られてた部分のお話になりますね。てっきりあそこら辺はTVオリジナルなのかと思いましたが、エピソードの順序をいじってただけみたいです。
放送禁止用語の話は、アニメの方ではなかったお話ですね。ネタ的にテレビで放送しづらいとかあったのでしょうか。ほんとに、「床屋」が放送禁止用語になってるのかな?っと思って読後に調べようと思ったのですが、あとがきによるとそうみたいですね(てっきり、誇張して作品内でそうなってるだけなのかなぁと思ってたんですが)。
こうなってくると何を基準に決めてるんだろうって話でなんか同しようもないなぁ感じです。報道の人とかこういうのに矛盾を感じたりとかしないものなのかなぁ。物事を発信できる立場にいる人達なのに。誰でも面倒くさいことはやりたがらないから行動に移す人もいないってことなんでしょうか。あまり人のことは言えないですけど。
稲嶺指令があらみのお話は少しぐっときたりもしますが、結構次の巻とかはやりづらくなったりするのでしょうか。どれくらい時間が開いたお話になるかわからないけど、玄田さんも復帰に時間かかるみたいだし。
とりあえず、次の図書館革命も注文したので、届いたら読みたいと思います。


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少し待たされますが、今から読むなら文庫版の方がいいかもしれません。4巻までは出ることが決まってるみたいですし。これが売れて外伝も文庫版が出てくれると嬉しいのですが。


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上でも書きましたが、TV未放映のエピソードの冒頭部分は、この巻のお話が元になってました。本書の主眼は、表現の自由とかのお話よりは、ラブコメ要素の方が大きいみたいだし、難しい部分もあるのかなとは思うけど、「ねじれたコトバ」みたいなエピソードもアニメで見たかった気もします(絵的に面白いかって言われるとちょっと?ですが)
逆に原作にはない「図書隊ハ発砲セズ」みたいなエピソードもありますが(見たとき少し浮いた感じのエピソードだなぁとは思いました)、一応、TVの水戸でのエピソードへの布石みたいになっています(良化隊員の口から良化隊の内情みたいなのが語られるシーン)。原作には今のところ良化隊側の視点でのお話はないですが、この先出てくるのかアニメオリジナルの設定だったのかどっちなんでしょうか。
原作の水戸での味方を犠牲にしてでも攻め入る良化隊のシーンは、文章なんであんまり引っかからずに読めましたが、絵にしちゃうと何始まったんだろうって感じで少し違和感がありますね。
当時の原作とアニメの順序関係とかよくわからないですが、多分原作の完結の方が早かったのだと思うけど、この巻までだと、終わらせ方がちょっと違うのかなぁって感じです(まだ最終巻読んでないのでわからないけど)。そこら辺も少し楽しみですね。アニメの方は、そういう状況ってありえるのかなぁって感じもなきにしもあらずだったので。

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