小説:魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 を読みました。千の魔剣と盾の乙女 や 星図詠のリーナを書かれている川口士さんの新刊で、こちらもファンタジーものになります。かなり昔に日本ではファンタジーは売れないみたいな定説があるのをどこかで読んだ覚えがあるのですが(ロードス島とかが出た頃だったかなぁ)、今ってどうなんだろう。ライトノベルでは学園モノがはやりのようですが。

お話は、弓の得意な下級貴族の少年が隣国の姫の捕虜になってしまい...って感じで進んでいきます。初めはコミカルな話なのかなぁと思いましたが(全体的にはそういうノリだけど)、部分的にはシビアな部分もあって結構面白かったです。あとがきで作者さんも書かれていますが、弓の使い手がメインにくるというのは結構珍しいかもしれないですね。Fateのアーチャーとかは全然弓兵って感じじゃないですし。
主人公のティグルは、少しの脳天気なところはありますが、弓の腕と常識的な善良さをもったよいキャラクターで結構好感がもてます。この巻でも締めるところきちんと締めて結構活躍の場面はあります。やっぱり主人公が活躍するお話の方が個人的に読んでて楽しいです。
一応、タイトルにもある戦姫〈ヴァナディース〉は、隣国の7つの領地にひとりずついるお姫様ってことで、今回はそのうちの一人が出てくるだけですが、続きがあるなら別のお姫様も出てくるのかも。
文章も読みやすくて、お話も面白いので興味のある方読んでみてもいいかもしれません。この巻が売れれば続きも読めますし。

川口士さんの他の作品の感想はこちら。
魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉
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