小説:煉獄姫〈3幕〉

煉獄姫〈3幕〉 を読みました。藤原さんの新刊で、ちょっと特殊な設定のファンタジーの3巻目です。新潟の遠征に持って行ったのですが、朝早かったせいでバスの中では寝ちゃってあまり読めませんでした。
結構お話が進んで、今までもちょこっと出てきてたけど、黒幕というかフォグ達の敵の一つが行動を起こし始めます。今までが少し影に隠れた行動をとってた感じなので、今回は大手を振っててって感じで、ちょっと意外な感じもしました。何をしてるのかはわかったけど、いまいち目的が不明というかちょこっとしか書かれていないので次巻以降に期待って感じなのかも。こちらの敵の方は、個人的な理想の追求みたいなのが目的っぽいけど。
物語としては、隣国から外交目的できた王子様の護衛任務にフォグとアルテが付くことになって..という感じで始まりますが、王子は出てきますが、この巻ではそちらの方はあまりメインにならない感じです。王子様がらみの話はこの先何か続くのかちょっとわからない感じです。ミスリードが目的なのか、それなりにキャラが立ってる感じではありましたが。
今まではチョイ役だったアルテの妹の王女とか、フォグに敵対してる貴族のボンボンが結構この巻では、出番があって少し意外でしたが、こちらもこの先出番があるのか少しわからない感じですね。
終盤は、バトルがメインという感じですが、作中の設定だと結構チートな感じのフォグ、アルテコンビですが、執事さんに比べるといまひとつ活躍しきれてないのかなぁという印象があります。決めるとこは決めるってのがあんまりないというか。
今回のオチは痛み分けという感じですが、敵の方も新たな力を手に入れたみたいだし、今回の敵以外にも個人、国レベルで複数の敵対者がいるみたいなので、どうなっていくのかこの先楽しみです。

一応、あとがきによると次は煉獄姫の4巻か@HOMEの2巻かはまだ決まってないとのこです。秋くらいってことで少し間があいちゃいそうですね。@HOMEの方は雑誌の方に短期集中連載されてるそうなので、一冊分たまったら先にでるのかもしれないですが。

藤原祐さんの既刊分の感想はこちら。ブログを書き始めたのは、アカイロ/ロマンスからなんですが、まず、おすすめするならレジンキャストミルクのシリーズで、次がルナティック・ムーンのシリーズかなぁ。
煉獄姫
煉獄姫 ニ幕
@HOME 我が家の姉は暴君です。
アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病 (2)
アカイロ/ロマンス〈3〉薄闇さやかに、箱庭の
アカイロ/ロマンス〈4〉白日ひそかに、忘却の
アカイロ/ロマンス〈5〉枯れて舞え、小夜の椿
アカイロ/ロマンス〈6〉舞いて散れ、宵の枯葉


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