小説:彩雲国物語   紫闇の玉座(上)

彩雲国物語   紫闇の玉座(上) を読みました。とうとう次の巻で完結です。結構絶望的な展開でしたが、前巻でなんとか持ち直してきて、秀麗もこの巻でやっと復活です(一応)。ただ、終局感というか物悲しさはありますね。
色々問題は山積みな感じでしたが、この間で蝗の話はなんと一段落つきます。
旺季は、蝗に関してはなんらかの完璧な一手があるのかなぁと思ってたけど、秀麗がいなくてもなんとかできたんですかね。下巻を読まないとまだわからないですが、この巻で人智を超えたお話は終りになって、次の巻は人間のお話になるのかも。
正直、劉輝になんらかの目がまだあるのかわからない状況になってきました。秀麗が手に入れた情報がこの先役に立つのかどうかは、正直旺季にどこまでやる気があるか次第な感じもします。行くとこまで行く気ならあんまり意味がなさそうだし。
旺季に弱点というか欠点があるとしたら、志美の指摘してた辺りかなぁと思いましたが、今回の色々な事柄に旺季がどこまで絡んでるのかもいまいちわからないですし(晏樹がなんか勝手に動いてる部分もあるみたいだし)。朔洵あたりはなんかもっと裏があるのかなぁと思ったけど、そうでもなかったみたいです。
秀麗が旺季に請われて、言い返す一言がありますが、自分が男だからなのかちょっと盲点でした。この巻の中でも少し出ては来てましたけど。あとは、劉輝がどこまで秀麗の期待に応えられるかでしょうか。あとがきによると、下巻は劉輝が出突っ張りらしいので、期待したいところです。

五輪代表はなんとか2次予選突破しましたね。日本での試合の感じだとそんなに難しくないのかなぁと思ったけど(酒井が先制点取ったし)、結構冷や冷やでした。TVじゃ暑さはわからないし、結構厳しかったんですかね。なんか山本さんキライじゃないけど、結果論ばかりの解説で結構腹が立つというか、そんなの見てりゃわかるんだよって感じでした。それだけ日本が押し込まれてたってことなんでしょうけど。

既刊分の感想はこちら。
彩雲国物語 漆黒の月の宴
彩雲国物語 朱にまじわれば紅
彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計
彩雲国物語 心は藍よりも深く
彩雲国物語 光降る碧の大地
彩雲国物語 藍より出でて青
彩雲国物語 紅梅は夜に香る
彩雲国物語―緑風は刃のごとく
彩雲国物語―青嵐にゆれる月草
彩雲国物語―白虹は天をめざす
彩雲国物語―隣の百合は白
彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく
彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる
彩雲国物語 黄粱の夢
彩雲国物語 暗き黄昏の宮
彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女

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