小説:フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?

フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生? を読みました。フルメタル・パニック!の短編集の方の最新刊になります。今月は、賀東さんじゃない方が書かれてる「フルメタル・パニック! アナザー1 」というのも同時に発売されています。本編の10年後のお話らしいですが、今日Amazonの書評を読んだ感じだと結構評判はいいみたいですね。個人的にはこういう展開はあんまりすきじゃないのですが(主に田中芳樹さんのシェアーズワールドものとか)、賀東さんが新刊だされるなら、ご本人が書いてくれればいいにと思わないでもないです。あとがきを読むとここら辺のことも少し書かれていますが、長い間続けてると一人でアイデア出すのは難しいのかなぁってのはあるのかと思いますが。

この巻は新刊なのですが、各短編が発表されたのは結構前(雑誌で2003年11月号、12月号、2004年1月号、2010年3月号、書き下ろし)だったみたいです。最後の2編は、比較的最近のと書き下ろしになっています。

・与太者のルール(前編・後編)
 宗介とかなめの学校もののお話になっています。エア・ガンに対する宗介とかなめの対応のシンクロさ(とくに宗介の)結構面白かったです。宗介の意図は、なんとなくわかりましたが、お話のオチは結構意外でした。

・ご近所のサーベイヤー
 かなめの住んでるマンションのお掃除のおばさんをメインにしたお話。少し焦点がぼけてる感じもあるけど、いい話系なのかなぁ。

・つぶらなテルモピュライ
 ボン太くんメインのお話。ちょっと荒唐無稽なお話でしょうか。ボン太くんの愛好家たちの集まりと、ロックグループとファン達の抗争みたいな感じのお話です。テルモピュライってのはググッてみたらペルシア戦争の戦いの一部てあった戦いみたいですね(結構有名なんでしょうか?)。圧倒的な戦力差の戦いとかに掛かってるのかな?

・テッサのお墓参り
 本編に一番からむお話(最終巻の後日談)で、一番この話がよかったかも。結構いい話だったし。
 内容は、テッサとある人物(?)が、昔の知り合いのお墓参りに行く話になっています。こういう話を読むともっと続きが読みたいとか、登場人物たちのその後すごく気になりますね。

あとがきによると、まだ賀東さんのフルメタル・パニック!が読めなくなるわけでもないみたいです。今までタイトル形式(副題に数字が入ってる)のはここまでのようで、サイドアームズみたいな感じになるかなぁとのことです(でるとしたらくらいの感じみたいだけど)。
賀東さん自身は、富士見ファンタジア文庫で新しいシリーズを年末を目標に書かれてるみたい。
アナザーの方はどうするかなぁ。Amazonの方もでも今は品切れみたいだし(新刊は発売直後は品切れのこと多いですが)。

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)
フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by フルメタル・パニック!  マジで危ない九死に一生? の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫 か 3-4-1) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



フルメタル・パニック!マジで危ない九死に一生? (富士見ファンタジア文庫)Kindle版
Kindle版です。一律同じ値段引いてるわけじゃないみたいですね。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック