小説:とある飛空士への夜想曲 下

とある飛空士への夜想曲 下 を読みました。一応、夜想曲はこれで終わりですね。10/1から追憶の映画が公開になりますが、飛空士関係はこれでラストなのかなぁ。
お話は、上巻の続きから始まります。初めこそ新しい仲間なども加わって少し景気のいいところもありますが、全体的には斜陽というかもの寂しい感じの漂うお話になっています。戦記ものっぽい体裁をとってるのだけど、微妙にそうではない部分もあって、ちょっとどっちつかずな感じがしないでもなかったです。
飛空士のシリーズ自体が、少し優しい感じのする物語というイメージがあったので、この夜想曲は今までの飛空士のシリーズとはちょっと方向性が違うかなぁという感じがしました。
最後はちょっと意外な結末でしたが、その後のあまり前置きもない展開は、ちょっと置いてきぼり感があったかも。戦艦が空を飛ぶって言うのはシリーズ通してあった設定だからいいけど、それの有利不利みたいな部分がなか状況によって都合よく使われてる感じで、少し説得力がないかなと感じました(もともとそういう設定だったのかもしれないけど)。
ファナやシャルルも少しだけ出てきますが、なんだか取って付けたような登場の仕方で、これくらいなら千々石だけの視点でお話が進んでもよかったかなぁって気が少ししました。シャルルが恋歌の海猫さんに繋がる感じはわかる感じはありますね。

参考資料に零戦とか太平洋戦争の資料が結構のっていたので、ベースになる部分は太平洋戦争だったのでしょうか。最後のオチは仮想戦記物っぽい感じなんですかね。

映画の方は、マルドゥック・スクランブルをテアトル新宿に見に行ったときに、少しだけ予告をみました。物語の他に空戦が売り文句になってたけど、絵を見た感じ少し飛行機の方は大丈夫かな?って感じだけど、どうなるでしょうか。キャラクターの方は、以前感じたよりは違和感はない感じです。(小説のイラストとはかなり違うけど)
折角なので良い出来になってるといいですね。
公式サイトを見てみましたが、冒頭の12分くらいを公開してるようなので気になる方は見てみたらいいかもしれません。ちょっと見た感じだとファナ役の方はあんまり慣れてない感じでしょうか?劇場の方は、結構いろんなところでやるみたいです。

とある飛空士への追憶
とある飛空士への恋歌
とある飛空士への恋歌 2
とある飛空士への恋歌3
とある飛空士への恋歌 4
とある飛空士への恋歌 5
とある飛空士への夜想曲 上
レヴィアタンの恋人
レヴィアタンの恋人 2
レヴィアタンの恋人 III
レヴィアタンの恋人 4

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック