小説:アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞

アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞 を読みました。6巻目ですね。王都より自力で脱出してきたアンドラゴラスによって、アルスラーンが追放され、南の港町ギランで再起を図ることになります。アルスラーン側のお話は他のお話に比べると前向きで明るいものが多いような感じの巻ですね。
次巻で、第一部完となるのですが、そこに向けて事態が収束していく感じが読んでいて結構面白いです。アルスラーンの側では、ザーラヴァント&ジムサ、エステル&メルレインがアルスラーンのもとに馳せ参じる流れになり、読んでいてワクワクさせてくれます。アルスラーンも少しずつですが、王としての資質を見せてくれるようになって、ここら辺のさじ加減も面白いですね。
他の勢力もラストに向けて、アンドラゴラスはトゥラーンを片付けて、エクバターナへと進軍を開始し、ヒルメスはイリーナを助ける形でギスカールと袂を分かち、それぞれの対立が避けられない感じになっていきます。
ここら辺から次の巻への流れは、初回に読んだ時も結構面白くて一気に読んだ覚えがあります。確か私が読み始めた頃は仮面兵団くらいまでは既刊になってたので、続けて読めたはずです。その後は……でしたが。

ラインの虜囚
月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
蘭陵王
アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
アルスラーン戦記〈2〉王子二人
アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影


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やはり、角川文庫版はもう買えないみたいですね。カッパ・ノベルス版だと征馬孤影とのコンビになります。征馬孤影の終わり方も気になるので、カップリングとしては悪くないけど、王都奪還と仮面兵団が一緒だとなんだか切れ目が悪いような感じもしますね。
アニメ化は、前巻の征馬孤影で終わってるので、これ以降はないです。続きをアニメ化ってのは厳しいのでしょうけど、最初からなら出来なくはないのかなぁ。アニメの原作にできるものがなくなってきてる風な話を、大分前に何かで読んだ気がするけど。その前に原作が完結しないとどうにもならないのかな?
タイタニアもアニメに合わせて、原作の4巻目を出すみたいな話をどこかのサイトで読んだ気がしたけど、結局出なかったみたいですね。

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