小説:アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転

アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転 を読みました。今回は、シンドゥラの話はメインですね。仮面兵団に略奪のかぎりをつくされたシンドゥラを救うために、パルスからシンドゥラに救援に向かうアルスラーン一行ですが、チュルクの裏を書いてトゥラーン-チュルク-シンドゥラのルート遠征を行います。これにより、シンドゥラ国内に入ったパルス軍を後ろから横撃する予定だったチュルク軍も敗走してシンドゥラ領に入ることになりなかなか面倒くさい状況になります。
ここ以降のヒルメスの運のなさは、ちょっとかわいそうになってくるレベルですね。運だけじゃなくてナルサスが積極的に策を講じた結果でもあるのですが。
色々あって逃げるしかなくなったヒルメス一行は、海を渡って偽物の「ヒルメス殿下」が待つミスルへ行くことになります。
初回読んだ時の感想はやはりザンデのところでしょうか。初登場以来うざいキャラだなと思っていたのですが、こういう結末になるとなんだかやるせない感じです。この巻を読むまでは、ヒルメスかザンデが16翼将の一人になるのかなぁと思ってたので。既読分ではまだ明かされてないんですが、既刊分ではもう明かされてるのかなぁ。

そういえば、初回はあんまり意識してなかったけど、旌旗流転ってヒルメスのことだったみたいですね。

その他の感想は、こちら。
ラインの虜囚
月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
蘭陵王
アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
アルスラーン戦記〈2〉王子二人
アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞
アルスラーン戦記〈7〉王都奪還
アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団



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