小説:アルスラーン戦記〈13〉蛇王再臨

アルスラーン戦記〈13〉蛇王再臨 を読みました。一応、発行されている巻の中ではラストになりますが、お話は終わっていません。あとがきとかがないのでわかりませんが、今でも一応14巻がラストってのは変わってないのですかね?

実は少し前に半分くらいまで読んだのですが、エステルのラストでなんだか一気にトーンダウンしてしまって、別の小説とか読んでました。前巻からあまりいい最後を迎えられそうにはなかったですが、なんともやるせない終わり方でした。
一応、この巻でアルスラーンの16翼将がそろいます。ラストの一人は意外な人物でした。一応一期から出てきてた人物が最後の一人となります。ただ、作中で20日程度で16翼将の一人が亡くなってしまいます。こんなんでも後世の歴史に16人が残るもんなんですかね。
お話の方は、前巻から気になるエステルの話ではなくて、チュルクの話からスタートします。正直、もうチュルクは出番ないのかなぁと思ってたけど、今後(ってほど続く予定なのかな?)もう少しお話に加わってきそうな感じです。新たなチュルク人が出てきて、もしかしてこいつが16人目か?と思いましたが、残念ながら違いました。
次がヒルメスの方のお話で、シャガードの物語に結末がつきます。なんだか2部の人物の退場の仕方は、重みがないというか淡々とシナリオを進めてるだけって感じのが多いような気がしますね。一期のバフマンあたりのほうがなんか見せ場と言うか情感があったというか。
残りは、件のエステルのお話と、ペシャワールを舞台にしたナルサスの悪巧みと蛇王の復活?ってなところで次巻に続くとなります(本当に続きでるのかなぁ)。
アルスラーンとエステルのところは結構よかったのですが、なんともなぁという感じです。ナルサスの一手は、正直机上の空論で、悪手になるパターンもいくらかありそうな感じはしますが、とりあえず効いてくるのかなぁと行った感じです。蛇王の方は、イルテリシュとレイラに蛇王を産ませるとかいう話があったと思うけど、どうなってるんだろう?蛇王本人が復活しちゃいそうですが。
後は、ルクナバート(と同じ素材の何か)がらみで少し伏線がありそうですね。
持ってる13巻の初版が2008年10月10日発行だから、まだ3年くらいですね。オリンピックが4年だとするとまだ、続きが出る目はあるのかなぁ。

田中さんの小説の感想はこちら。
ラインの虜囚
月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
蘭陵王
アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
アルスラーン戦記〈2〉王子二人
アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞
アルスラーン戦記〈7〉王都奪還
アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団
アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転
アルスラーン戦記〈10〉妖雲群行
アルスラーン戦記読本
アルスラーン戦記〈11〉魔軍襲来
アルスラーン戦記〈12〉暗黒神殿


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