小説:魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 3

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 3 を読みました。最近、川口さんの本を読んだばかりな気がしていましたが、今月も新刊が出ています。来月も新刊ではないですが、2冊でるみたいだし楽しみです。

弓使いが主人公のファンタジー物の2巻目です。冒険物というよりは、国同士の戦いがメインの戦記ものっぽい感じです。今のところ内乱がメインではありますが。
国王が病に倒れてる間に2大貴族の間で、戦いに巻き込まれた地方貴族のティルグですが、自分の領土を守るために他国の兵を引き入れたとして叛逆の罪を着せられてしまいます。
これが元での王国最強の騎士との戦いがこの巻のメインになります。特別な武器は戦姫しか持ってない設定なのかなぁと思っていましたが(ティルグの弓もそうだけど)、この最強の騎士も戦姫の竜具の力を打ち消す剣を持っていて、エレンと一緒に居合わせたソフィーの二人の戦姫の力を合わせても苦戦をすることになります。
病に倒れてる王の裏面の事情がわかったり、ティルグの弓関連でお話が進んだり、方向性としてはティルグが独り立ちせざるお得ないような状況に行くのかなぁという感じです。
オチのエピソードとかも少しシビアというか書くべきところは結構厳しく書く感じで、コミカル一辺倒という感じでもない物語になっています。
ラストは、今回の件は一段落つくけど、ティルグにとってあまり嬉しくない方向に状況が進みそうでどうなる?ってあたりで次の巻に続きます。

あとがきによると、次は春頃出せればいいかなとのことなので、どうせ春なんてすぐですし、たのしみです。

川口士さんの作品の感想はこちら。
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魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉 3 (MF文庫 J か 11-3)
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2011-12-21
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Kindle版です。紙よりも売上上がったら、作家さんもKindleストアに出してるところで書きたいみたいな感じで勢力分布的なものが変わったりするのでしょうか。作家さんの取り分は紙に比べて変化とかあるのですかね。

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