小説：レイセン Ｆｉｌｅ４：サマーウォー

レイセン Ｆｉｌｅ４：サマーウォー　を読みました。4巻目です。今回は、いつもの巻ほど（レイセンではそもそもそんなに活躍してない？）ヒデオのはったりもない感じかも。お話的には３つで、マックルイェーガーとデート？する話と自衛官の天白花果菜の実家に行く話、最後に後日談的な短編になっています。どれもお盆休みの間のお話になっています。
天白の実家に行く話しは、タイトルが「サマーウォー」になっていて、表面上は某サマーウォーズに似た感じになっています。中身は当然異なりますが。登場するライバルというか敵役みたいなキャラは、戦闘城塞マスラヲのコミック版に出てくるキャラらしいです（あとがきによると）。今まであまり意識してなかったけど、作中でレイセンって言葉が出てきたの初めてでしょうか？　なんか少し取り留めのない話のような気もしたけど（メインで出てくるキャラも含めて）、実は今後につながる話だったりするのでしょうか。特に終盤の展開は。
ラストの短編は、巻頭のカラーイラストになっている「今からいく」のお話になっています。イラストでは4人がバッティングすることになっていますが、本文ではあと一人＋一人登場します。こちらも今まで話に出てきてかわかりませんが、意外な人物が登場します。基本的にギャグ話ですが、最後はすこししんみりさせるお話です。結構よかったです。

林トモアキさんの作品の感想はこちら。
・ミスマルカ興国物語 IV
・ミスマルカ興国物語 V
・ミスマルカ興国物語 VI
・ミスマルカ興国物語 VII
・ミスマルカ興国物語　VIII
・ミスマルカ興国物語　IX
・レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女
・レイセン Ｆｉｌｅ２：アタックフォース
・レイセンＦｉｌｅ３：ワンサイド・ゲームズ

レイセン Ｆｉｌｅ４：サマーウォー (角川スニーカー文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-12-28
林 トモアキ

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