小説:ボンクラーズ、ドントクライ

ボンクラーズ、ドントクライ を読みました。今作も一応青春ものになるのでしょうか。
映画研究部と称してヒーローごっこに明け暮れていた男二人のところに、映像作りに詳しい下級生の女の子が現れて、特撮ものの映画を一本作ることになります。
前半は軽快なギャグでテンポよく進む感じですが、それだけでは終わらなくて深く心情に踏み込んだ展開になります。オチとかは全然違うけど、漱石のこころとかに似た感じでしょうか。主人公が過去を振り返る形で進むのもちょっと被るのかも。
ラストはライトノベル的には真相を打ち明けて終わるのかなぁと思ったのでちょっと意外といえば意外な形で終わった感じです。

個人的にはすごく好きな作風の作家さんなんですが、原作つきの小説以外は単巻のお話ばかりですね。続き物とか書かれないのかなぁ。

大樹連司さんの小説の感想はこちら。
ほうかごのロケッティア
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