小説:黒鋼の魔紋修復士1

黒鋼の魔紋修復士1を読みました。彼女は戦争妖精の嬉野秋彦さんの新シリーズです。一応ジャンル的にはファンタジーになるんでしょうか。なんか一頃に比べるとファンタジー物増えたような気がしないでもないですね。聖剣の刀鍛冶が出始めた頃はあんまりなかった気がしましたが。
体に刻まれた魔紋というのを使って魔法が使える世界のお話で、主人公の女の子が巫女として選ばれた12人のうちの一人で魔法が得意で、パートナーの男の子が魔紋の修復を行える紋章官というコンビのお話になります。今一紋章官というのの設定がよくわからないのですが、紋章を修復する機会ってのがそんなにある設定なのかな?今回のお話では早速出番がありましたが、どうもイレギュラーなことだったみたいだし。
こちらの主人公も彼女は戦争妖精の伊織と同じく女の子にはつっけんどんな感じの男の子になっています。ここら辺のお話はあとがきのほうで熱く語られています。私も読んでて思いましたが、この作品のコンビは前作の伊織とルテティアの関係に少し似てるかもしれません。
役職上は、神巫の女の子が上で、紋章官の男の子が下なのですが、実力では、男の子のほうが上で何かと女の子がやり込められる感じで、ここら辺が他のライトノベルとかと比べると珍しいところなのかも。
男の子も女の子もそれぞれ役職につくのは初めてなんですが、読んだ感じ男の子の方は切れ者でなんでもこなせちゃうのかなぁと思いきや、結構なピンチに陥っちゃってあれ?って感じでした。ここら辺はそこまでの設定ではないってことなのかな?
各章の初めのページは、彼女は戦争妖精と同じでちょっこと解説みたない文章が載っているのですが、今回はその章とは直接関係ない内容だったりもして、なんとなく世界観を説明してるページのような体裁になっています。

お話自体は面白かったですけど、彼女は戦争妖精に比べると、これってな感じの特異さみたいなのがちょっと薄いかも。作品の方向性は全然違そうだけど、藤原祐さんの煉獄姫とかの設定に比べるとあんまり捻りがないのかもしれません。そこら辺の設定が売りの作品ではないのかもしれないですが。魔紋の設定とかがこれから活きてくるのかもしてないけど。そこら辺がこの巻ではちょっと薄い感じだったかもしれません。

嬉野秋彦さんの小説の感想は、こちら。
黒鋼の魔紋修復士1
黒鋼の魔紋修復士2
黒鋼の魔紋修復士3
黒鋼の魔紋修復士4
黒鋼の魔紋修復士5
黒鋼の魔紋修復士6
黒鋼の魔紋修復士7
黒鋼の魔紋修復士8
黒鋼の魔紋修復士9
黒鋼の魔紋修復士10
黒鋼の魔紋修復士11
黒鋼の魔紋修復士12
彼女は戦争妖精1
彼女は戦争妖精2
彼女は戦争妖精3
彼女は戦争妖精4
彼女は戦争妖精 小詩篇1
彼女は戦争妖精5
彼女は戦争妖精 小詩篇2
彼女は戦争妖精6
彼女は戦争妖精7
彼女は戦争妖精 小詩篇3
彼女は戦争妖精8
彼女は戦争妖精 9


黒鋼の魔紋修復士1 (ファミ通文庫)
エンターブレイン
嬉野秋彦
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 黒鋼の魔紋修復士1 (ファミ通文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック