小説:サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA

サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA を読みました。シリーズ最終巻になります。いい意味で最後まで雰囲気の変わらないお話でした。主人公コンビの性格によるところも大きいのでしょうけど、今時珍しい物語だったのではないでしょうか。
前巻のラストで咲良田の町にいる人々から能力に関する記憶がなくなってしまい、ケイ的に詰んでしまったのかなぁというところからの続きになります。
能力の記憶を藻どす手だてに関しては結構あっさり対策が見つかっていて、むしろメインは記憶を元に戻すことに対しての心構えを行うってあたりが中心になる感じでした。
その後は、オールキャストってほどでもないですが、今まで出てきた能力者の力を利用して、ケイが浦地に対抗していくことになりますが、結末はちょっと予想外のところから解決といいた感じになりました。盛り上がりはあったけど、サクラダリセットっぽい静かな展開で終わった感じです。
ここまで読んでまだ結構ページがあまっていて、ラストはケイと相麻と春埼の物語のオチがついて物語の終わりとなります。
ラストにしては劇的な展開があるとかではなかったけど、雰囲気が変わらないまま終了といった感じになりました。てっきり能力に関する記憶を取り戻す話がメインになるのかと思ったのでちょっと予想外な感じはあったけど。その後の浦地との駆け引きがある種メインになったわけですが、こちらもフェイントぎみで少しはずされた感はあるかも。
ただ、作品の雰囲気は好きだったので、そこら辺は変に変わらずいいラストだったと思います。

札幌につきましたがまだ雪が残ってますね。空気が冷たいです。

シリーズの感想は、こちら。
サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY
サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL
サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN
サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY
サクラダリセット5 ONE HAND EDEN
サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐

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サクラダリセット 7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫)Kindle版
Kindle版です。紙の本より40円安いです。これから買うならこっちでもいいかもしれないですね。

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