小説:楽園ヴァイオリン クラシック ノート

楽園ヴァイオリン クラシック ノート を読みました。友桐 夏の小説です。来月くらいに友桐さんの新刊が出るのを見てそういえば、買ったけど読んでないのが一冊あったなぁと思って今回読んでみました。
多分、出たときに買ったと思うのでかなり前の小説になります。
既刊分の他の小説のあとにすぐ読めばもう少し楽しめたと思うのですが、なにぶん昔に読んだのでほぼ完全に忘れていて、この小説に既刊分の作品と関連する人物とか出て来るらしいのですが、そこら辺が全然わからず、意味ありげにでてきて、出番がなくなってしまう登場人物がいて結構あれ?って感じになってしまいました。
お話的には、一芸に秀でた生徒たちが集まる塾にヴァイオリンの演奏がうまい女の子が入塾するというものになっています。もともとが短編だったものに加筆したらしく、そのせいか一冊読んでも少しこのお話なんだったんだろう?ってな印象になってしまいました。
初めは、特殊な塾に裏口入塾?した生徒がいるみたいなところから始まるのですが、その話はあんまり発展しなくて、すこし話が色んな方向に飛ぶけど、どれも少し中途半端な感じがしました。少しミステリーライクなところがあるのですが、推理的な部分がなんでそれで情報が少なすぎるのに納得しちゃうんだろうってところも多々あって(それでひっくり返る話もあるのですが)、この作者さんの物語ってこんな感じだったかなぁとなってしまいました。結構前に読んでた作家さんなのでしかたないですが。叙述トリックみたいなお話が多い作家さんだったような覚えがあったんですが、違う作家さんだったかなぁ。

もうアマゾンだとこの小説は、マーケットプレイスじゃないと買えないみたいですね。
今度出る新刊は値段的にハードカバーっぽいですが、どうするかなぁ。

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