小説：煉獄姫 五幕

煉獄姫 五幕　を読みました。5巻目です。物語も佳境に差し迫ってきたってことで気になるところで次の巻へ続きとなります。
なんだかこの巻で終わりなの？ってくらい状況が悪化していきます。アルトとフォグのコンビは、物語の設定上かなりチートな感じではあるけど、物量というかそこらじゅうでユヴィオールの打った手が効き始めて収集がつかない感じになってします。
冒頭で少し唐突ではあるけどユヴィオールの正体というか目的が明らかにされて、そういうことなのかなぁと思って読んでたんですが、登場人物たちは勝手にミスリードを始めてなんか読み違ったのかなぁって思ってたら違ったみたい。冒頭のお話は、意図的には読者には正解を教えておくってことだったのか、登場人物たちと同じミスリードに導くものだったのかどっちだったのかなぁ。
最後のほうは、それってあり？ってな感じのあの人物は実は…ってタネ明かしがあったり、フォグたちは打つ手なしな状況に追い込まれたりで、藤原さんの本領発揮って感じの展開で次の巻に続くとなります。
あとがきによると、次の新刊は煉獄姫か＠ＨＯＭＥか決まってないそうです。正直このラストで次が煉獄姫じゃないのは読者的にはつらい感じでしょうか。今年中には煉獄姫の6巻は出るそうなので、次の巻を楽しみに待ちたいとおもいます。次辺りでラストですかね？

藤原さんの小説の感想は、こちら。
・煉獄姫
・煉獄姫 ニ幕
・煉獄姫〈3幕〉
・煉獄姫〈4幕〉
・＠ＨＯＭＥ　我が家の姉は暴君です。
・@HOME (２) 妹といちゃいちゃしたらダメですか？
・アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病 (2)
・アカイロ/ロマンス〈3〉薄闇さやかに、箱庭の
・アカイロ/ロマンス〈4〉白日ひそかに、忘却の
・アカイロ/ロマンス〈5〉枯れて舞え、小夜の椿
・アカイロ/ロマンス〈6〉舞いて散れ、宵の枯葉

煉獄姫 五幕 (電撃文庫)
アスキー・メディアワークス
2012-05-10
藤原 祐

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