小説:おまえは私の聖剣です。

おまえは私の聖剣です。 を読みました。大樹さんの新刊になります。ポリフォニカの新刊と一緒に頼んだのですが表紙とか全然見ないで注文していたので、アマゾンの封をあけたとき、すごい萌えイラストな表紙だったので、誰かの別の人の注文が届いちゃったのかと思いました。タイトルも覚えてなかったので作者名の大樹さんの名前をみて、そういえば大樹さんの本頼んでたなぁという感じで。

お話は、なぜか蘇って暴れ回る「怪」偉人と、怪偉人を戦滅するための組織IXAsとの戦いを描いた物語になっています。なかなか面白い世界設定で、蘇ったすべての偉人が暴れ回っているわけでもなくて、能力を活かして?普通に生活している偉人もいたり、IXAs側は偉人の能力だけを使える女の子を戦力とした組織だったり。
主人公の男の子はおじいさんの借金のかた代わりにIXAsに入ることになるのですが、これもよくある物語とは逆で主人公が使われる側(武器に変身?)になります。
あとがきによると蘇る偉人の物語として魔界転生とかがあげられてましたが、個人的にはR.O.Dなんかを思い浮かべました。ただ、私が知らないだけかも知れませんが敵として結構出てくる偉人はマイナーな人が多いかも。
大樹さんの主人公にしてはストレートというか愛すべきバカというかそんなにひねくれてない素直な主人公になっています。今までの作品でも結構元ネタのある小ネタがありましたが、本作でもふんだんに小ネタが仕込まれています。
最後のオチも個人的には全然予想してなかったので結構意表をつかれました。しゃべり方とか「偉人」って設定で気がつけないこともなかったのかもしれないけど。
タイトルをみた時はちょっとどうかなぁと思ったけどすごくおもしろかったです。続けてかけそうな物語だけど、どうなるでしょうか。売り上げと次第なのかなぁ。
続きがでるなら次も読みたいと思います。

大樹さんの小説の感想は、こちら。
ほうかごのロケッティア
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ぼくらの~alternative~2
ぼくらの ~alternative~ 3
ぼくらの ~alternative~ 4
ぼくらの ~alternative~ 5
オブザデッド・マニアックス
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