小説:悲鳴伝

悲鳴伝 を読みました。西尾維新さんの新刊です。今までの作品の中で最長ということで結構分厚いサイズの新書になっています。
お話は特撮ヒーローものという感じでしょうか。西尾維新さんっぽいスパイスが効いていて、かなり異色作な感じになってはいますが。
この手の作品だと、最近読んだ正義の味方を倒すにはとか高畑さんのH2Oとかがありますが、本作は一応正義の味方側がメインになってはいます。
主人公の空々空(そらから くう)少年が地球と戦う正義のヒーローとして物語が始まるのですが、お話はヒーロー物のようには進みません。
主人公が何物にも動じないキャラなのですが、それを自覚していて(自覚的になるのは物語が始まってからですが)、色々取り繕うという様が倒錯的というかピントがづれてたりしていて、そこら辺が読みどころの一つなのかも。
お話の方も、結構予想外の方向に進むので読んで面白かったです。
お話としては完となって終わって一応の結末はつきますが、続きも書けそうな感じではあります。でも色々作品書かれてる方だし、あえて完にしたシーリーズの続きを書かれたりはしないかなぁ。
序盤の序盤は少しゆっくりな感じはありますが、話が進むにつれてどんどん先が気になる展開になっています。最後は一区切りという感じですべてにオチがつくわけではないですが。西尾維新の小説が好きな方にはおすすめです。

プリンスリーグを見に山梨にきてますが今は雨降ってないみたい。試合中はもってくれるといいのですが。

西尾維新さんの小説の感想はこちら。
化物語(上)
化物語(下)
傷物語
偽物語(上)
偽物語(下)
猫物語 (黒)
猫物語 (白)
傾物語
花物語
囮物語
鬼物語
恋物語
少女不十分

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