小説:“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5)

“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) を読みました。源氏物語を題材にしたお話の5巻目です。不慮の事故?でなくなってしまった高校生のヒカルに代わって、幽霊のヒカルが見える是光がヒカルを成仏させるため、ヒカルの思いを残した女の子達に助けるっと言った感じの物語になります。
今回は、ヒカルがネットで知り合った顔も知らない女の子を探すことになります。とある喫茶店で会う約束はしているのですが、いろいろじゃまが入って、なかなか今回の本筋?の話がすすまない感じで展開します。
結構見せ方が輻輳的になっていて誰なのかなって部分も中盤頃まではあったけど、分かりやすいヒントもあったのでそういうことなのかな?ってのは比較的分かりやすいかも。
最後は毎回同様次の巻への引きはありますが、いまいちメインにきてないキャラの引きなので今までほど露骨ではないかも。
葵の(ヒカルの?)家関係の話がメインになってくる感じなのかなぁ。
最後は朝衣関係のエピソードで、本編の裏話的な感じです。
次の巻のメインは彼女みたいですね。
野村さんの次の新刊は家庭教師の方みたいです。たしか今月末に発売予定だったはずです。

野村さんの小説の感想は、こちら。
"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)
“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)
“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
“文学少女”と死にたがりの道化
”文学少女”と飢え渇く幽霊
“文学少女”と繋がれた愚者
“文学少女”と穢名の天使
“文学少女”と慟哭の巡礼者
“文学少女”と月花を孕く水妖
“文学少女”と神に臨む作家 上
“文学少女” と神に臨む作家 下
“文学少女”と恋する挿話集 1
“文学少女”見習いの、初戀。
“文学少女”と恋する挿話集 2
“文学少女”見習いの、傷心。
“文学少女”と恋する挿話集3
“文学少女”見習いの、卒業。
“文学少女”と恋する挿話集4
半熟作家と“文学少女”な編集者
“文学少女”の後輩な僕が幽霊だったころ……

劇場版”文学少女”
“文学少女”メモワールI-夢見る少女の前奏曲(プレリュード)-
“文学少女”メモワールII-ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)-
文学少女”メモワールIII-恋する乙女の狂想曲(ラプソディ)-



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今回は、特装版でドラマCDつきのものが出ています。あとがきによると、作中内にあった是光がナンパするあたりの話らしいです。


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わたしは、通常版を買いました。

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