小説:とある飛空士への誓約 2

とある飛空士への誓約 2 を読みました。犬村小六さんの飛空士シリーズの新刊になります。そんなに間が空いたわけじゃないけど、結構忘れてるのか、かぐらとセシルってこんなキャラだったかなぁとか思いながら読み始めました。今回も面白かったです。
前巻のあとがきで、今回のお話は長丁場とのことだったけど、裏切り者とお姫様の正体はこの巻で明らかになります。そんなに引っ張るネタでもなかったのかなぁ。読者にバレてるだけで、登場人物たちにはバレてないのでいいのかな。何人かは怪しく思ってる感じではあるけど。
この巻では、士官学校でのお話がメインになります。読んでるとこっ恥ずかしくなるような展開もあったりしますが、今回は単座の戦闘機での模擬戦がメインになる感じ。てっきりこのお話は、皆で船を動かすお話なのかと思ったけど、そういうわけでもなかったみたいですね。
前巻で予想したお姫様とスパイの予想は全然違ってました。この巻の中では結構わかりやすい伏線というか直接的なネタもあったので、逆にひっかけかと思って気が付きませんでした。途中で振る舞いが変わる人物がいるのですが、これはお姫様で影武者か何かと入れ替わったのかなぁとか頓珍漢な読みをしたりして。前巻の裏切り者が二人っていうのを完全に勘違いしてました。
一応、清顕とかはもう一年学校があるけど、次の巻当たりでは卒業後とかになってるんですかね。そうじゃないと軍と学校で7人がバラバラになってしまいますし。
今回で一気にネタバレしてしまいましたが、実はまだ裏があったりするのですかね。清顕あたりにぶいようで、ドーナツネタに気がついたり(てっきり気づいてないのかと思いました)、ライナのこともよく見てたり、実は全部気がついてたりみたいなオチがあったりするのかなぁ。次の巻も楽しみですね。

犬村さんの作品の感想は、こちら。
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とある飛空士への誓約 2 (ガガガ文庫)
小学館
2013-02-19
犬村 小六
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