小説:黒鋼の魔紋修復士5

黒鋼の魔紋修復士5 を読みました。今回は短編集になります。Webで公開されてたお話2編と書下ろしの1編が収録されています。

・永世神巫と落第騎士
 これはWebで公開されてるのをちょこっとだけ読んでました。ディミタールが騎士団の見習いやってた頃のお話で、騎士団をやめることになった契機のお話になっています。作中で名前だけは何回か出てきてるアーマッドのもう一人の神巫も登場します。偉そうにしている今のディミタールより少し幼いというか未熟な感じが面白いかも。少しディミタールの過去の話も出てくる感じです。

・蜜月の終わり、雨の日に
 ハイデロータから帰ってきたあとのお話になります。王からの密命で、ディミタールとヴァレリアの二人で、療養に出ていた王妃を王都まで護衛することになります。それと同時に皇太子の命で、ルキウスも汚れ仕事を受けて旅立つことになります。一見関係ないと思われる2つの話実はつながっていて…って感じのお話です。
なんか事情があって、ルキウスたちが王妃を襲うような展開なのかなとか頓珍漢な予想を読んでました。

・花々の宴、夏の日に
 ディミタールたちが上の話で留守にしていた間の王都でのお話になります。上の話のオチの話でもありますね。メインは、ガチャピンクと皇太子になるのかな? こちらもガチャピンクの過去のお話なんかが少しでてきます。多分作中で鎧の中身見てるのは皇太子だけ(おじさんは知ってるんだろうけど)だと思うけど、今回ディミタールがニアミスしそうな展開がありました。皇太子が一瞬止めたそうな描写があったけど、これ意外な驚きのあるオチが付いたりするんですかね。

今回も面白かったです。シャキーラ・バベルは今回出てきたけど、そのうち本編でも出番があるのですかね。あとがきによると次の巻は執筆中で、5月末には出せたらなぁとのこと。発売のタイミングで、今回書けなかった短編をWebで公開できたらいいなぁみたいなことも書かれてました(今回出番が少なかったヴァレリアとディミタールの関係について書くお話ってのがこれに当たるのでしょうか?)。なんにせよ楽しみですね。

嬉野秋彦さんの小説の感想はこちら。
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