小説:暦物語

暦物語 を読みました。西尾維新さんの物語シリーズの新刊になります。本当かどうかはわからないけど、元々予定になかった巻らしいです。

暦視点の短編集みたいな形になっています。4月(春休み)~3月(受験前)までの12ヶ月を各ヒロイン?(羽川、戦場ヶ原、八九寺、神原、千石、火憐、月火、扇、忍、余接、影縫、臥煙?)に焦点を当てた短編12本という形で収録されています。
どの話も一応、冒頭にそれぞれのヒロインにとっての「道」みたいな話が出てきて、それぞれの物語とオチみたいな感じの形式になっています。序盤は、怪異に係る話とそのオチみたいな感じになってきて、後半が少しとりとめがなくなってくる感じでしょうか。4月、5月はまだ町に忍野がいるので、忍野も登場します。
余接の話あたりから今やってる話しに絡んでくる感じです。臥煙の話はどうなってるのかよくわからない感じですね。次の巻が扇のお話なので、ここら辺でお話が少し進む(まとまる?)感じになるのでしょうか。

今までのお話のまとめとまでは行かないけど、裏で起きてた話を中心に総括したみたいな感じになっているのかも。少しずつ前後のお話でテーマが被ってて、それが少しずつ変わっていくみたいな流れはあるので、ぶつ切りの短編集という感じにはなっていません。容赦の無い戦場ヶ原とかは読んでるとやっぱり面白いですね。神原のお話で確か暦が大学まで行ってる話が出てた(扇もいたかな?)と思うけど、物語シリーズ全体のオチはそれほどシリアスな感じにはならない感じなんですかね?

西尾維新さんの小説の感想は、こちら。
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