小説:折れた竜骨 上
折れた竜骨 上 を読みました。米澤穂信の新刊ですが、単行本で出てたのが上下巻の文庫本で出版されたということのようです。米沢さんの本読むのは久し振りですね。氷菓のシリーズ読んで以来でしょうか。
ヨーロッパの十字軍の頃のお話で、剣と魔法の冒険物かなんかなのかなぁと思ったけど、よく考えてみたらミステリー仕立てのお話を書かれる作家さんでした。
ソロン島という島の領主さんがゾーン人とかいう外敵に備えるために傭兵を集めたのですが、当の本人は殺されてしまって、他所から主犯を追ってきた騎士(探偵役)と従士(助手役)、領主の娘(依頼人)が当面の犯人を探すってな感じで物語が進んでいきます。
田中芳樹さんがこの手のお話を書くと半分、風土・風俗物みたいになりますが、この小説では今のところそこまでではないですね。ゾーン人というのがソロン島というのにいわくがあったり、囚われたゾーン人の捕虜、領主の娘の世情に絡んだ伏線(だと思う)とかがあって、色々面白そうな感じです。上巻では、クローズドサークル的な部分が解けるあたりで、次巻に続くとなります。ちょっと領主の娘は知ってたとかミステリー的にはどうなのかな?って感じのお話でしたが。
去年のミステリー系の賞で1位とか取ってる作品みたいなんで、下巻ではあっと驚く展開が待っているのでしょうか? 同時発売で下巻も買ったので続けて読みたいと思います。
米澤穂信さんの小説の感想は、こちら。
・春期限定いちごタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件
・秋期限定栗きんとん事件〈上〉
・秋期限定栗きんとん事件 下
・儚い羊たちの祝宴
・さよなら妖精
・氷菓
・愚者のエンドロール
・クドリャフカの順番
・遠まわりする雛
・ふたりの距離の概算
ヨーロッパの十字軍の頃のお話で、剣と魔法の冒険物かなんかなのかなぁと思ったけど、よく考えてみたらミステリー仕立てのお話を書かれる作家さんでした。
ソロン島という島の領主さんがゾーン人とかいう外敵に備えるために傭兵を集めたのですが、当の本人は殺されてしまって、他所から主犯を追ってきた騎士(探偵役)と従士(助手役)、領主の娘(依頼人)が当面の犯人を探すってな感じで物語が進んでいきます。
田中芳樹さんがこの手のお話を書くと半分、風土・風俗物みたいになりますが、この小説では今のところそこまでではないですね。ゾーン人というのがソロン島というのにいわくがあったり、囚われたゾーン人の捕虜、領主の娘の世情に絡んだ伏線(だと思う)とかがあって、色々面白そうな感じです。上巻では、クローズドサークル的な部分が解けるあたりで、次巻に続くとなります。ちょっと領主の娘は知ってたとかミステリー的にはどうなのかな?って感じのお話でしたが。
去年のミステリー系の賞で1位とか取ってる作品みたいなんで、下巻ではあっと驚く展開が待っているのでしょうか? 同時発売で下巻も買ったので続けて読みたいと思います。
米澤穂信さんの小説の感想は、こちら。
・春期限定いちごタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件
・秋期限定栗きんとん事件〈上〉
・秋期限定栗きんとん事件 下
・儚い羊たちの祝宴
・さよなら妖精
・氷菓
・愚者のエンドロール
・クドリャフカの順番
・遠まわりする雛
・ふたりの距離の概算
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