小説：とある飛空士への誓約 3

とある飛空士への誓約 3　を読みました。とある飛空士～のシリーズの最新刊になります。この巻もおもしろかったです。
前巻で裏切り者がライナ、ミオ、お姫様がセシルと判明ました。セシルの方はなんだか投げっぱなしな感じですが、この巻はミオがメインな感じですね。冒頭からミオがスパイになるに至った経緯が明らかになります。てっきりそれなりに根っからのスパイなのかなぁと思ったけど（家庭環境も特殊みたいだったし）、そういうわけでもない感じでした。上役がなんだか三下っぽいキャラでしたが、今後も出番があるのですかね。
かぐらとバルタザールは士官学校を卒業してしまって、7人の物語は一度別れることになります。ミオたちの裏切り行為によって、士官学校側の状況はこの巻で一変することになります。そういう意味ではこの巻がひとつ転換点ということなのかも。
1巻の冒頭が過去を振り返る形で、7人の英雄のうち2人が裏切り者みたいな話でしたが、物語的にはまた7人がそろうことはあるのですかね。英雄っていうのは1巻の逃避行だけでの話だったのかな？てっきり今後なにか大きなことを7人でやってのけて英雄と呼ばれることになるって意味かと思ってたんですが。
表紙のイラストがちょっとサービスカットっぽくなっていますが、一応本編の内容を表しているといえば表しています。
帯にもでてましたが、恋歌がアニメ化されるみたいですね。追憶もアニメ映画化してどちらかというとコケたみたいですが、次はどうでしょうか。内容はともかく、描写なんかはあんまり原作に忠実じゃないほうがよさそうな気もするけど。テーマとしては面白そうですよね。どこまで書ききれるかというのもあるかもしれないですが。そういえば、恋歌の世界は誓約の世界とは大瀑布で分かれてる世界みたいですね。この巻で少し話が出てきます。

・とある飛空士への追憶
・とある飛空士への恋歌
・とある飛空士への恋歌 2
・とある飛空士への恋歌3
・とある飛空士への恋歌 4
・とある飛空士への恋歌 5
・とある飛空士への夜想曲 上
・とある飛空士への夜想曲 下
・とある飛空士への誓約 1
・とある飛空士への誓約 2
・とある飛空士への誓約 3
・とある飛空士への誓約 4
・とある飛空士への誓約 5
・とある飛空士への誓約 6
・とある飛空士への誓約 7
・とある飛空士への誓約 8
・映画：とある飛空士への追憶
・映画：とある飛空士への追憶(Blu-ray)
・レヴィアタンの恋人
・レヴィアタンの恋人 2
・レヴィアタンの恋人 III
・レヴィアタンの恋人 4

とある飛空士への誓約 3 (ガガガ文庫)
小学館
2013-07-18
犬村 小六

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