小説:折れた竜骨 下
折れた竜骨 下 を読みました。米澤穂信さんの新刊で単行本で出ていた物の文庫版の下巻になります。
十字軍とかの頃のヨーロッパを舞台にしたミステリー物になります。
お話としてはとある島の領主が殺されてしまい、その実行犯を探す騎士と従士と領主の娘の話、島に攻めてくる呪われたデーン人の話、前回島に攻めてきたときに捕虜となった囚われのデーン人が密室から消えた話なんかを軸に進んでいきます。
攻めてくるデーン人の話は、案外あっけなく終わってしまいました。あくまでメインの話はミステリーの部分ということなのかもしれません。
密室から消えた話の方はなんとなく予想してた通りだったですが、具体的にどうやったのかなぁってとこがちょっと力技だったかも。メイドさんが手伝ったわけでもなさそうだし。
最後の領主を殺した実行犯のオチは初め意外すぎてストンと頭に入らなかったです。こういうのはミステリー的にはありなんですかね。実行犯も犯行の記憶はなくなってるってあたりがミソなのだと思いますが。
お話としては領主の娘が自立というか独歩していくような展開になるのかなぁと思ったけど、そういう展開もなく解決編からは以外にあっさり終わってしまった印象です。言われてみるといろんなところに伏線があったわけですが、ちょっと細かすぎて気づかなかったのが多かったです。
お話としては結構面白かったです。力技な部分はブギーポップの作者さんが書かれるミステリーと少しにてる部分があったかも。剣と魔法の世界ってことで米澤さんの既存の作品とは少し毛色が違って面白かったです。
米澤穂信さんの小説の感想は、こちら。
・春期限定いちごタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件
・秋期限定栗きんとん事件〈上〉
・秋期限定栗きんとん事件 下
・儚い羊たちの祝宴
・さよなら妖精
・氷菓
・愚者のエンドロール
・クドリャフカの順番
・遠まわりする雛
・ふたりの距離の概算
・折れた竜骨 上
-----------------
sent from W-ZERO3
十字軍とかの頃のヨーロッパを舞台にしたミステリー物になります。
お話としてはとある島の領主が殺されてしまい、その実行犯を探す騎士と従士と領主の娘の話、島に攻めてくる呪われたデーン人の話、前回島に攻めてきたときに捕虜となった囚われのデーン人が密室から消えた話なんかを軸に進んでいきます。
攻めてくるデーン人の話は、案外あっけなく終わってしまいました。あくまでメインの話はミステリーの部分ということなのかもしれません。
密室から消えた話の方はなんとなく予想してた通りだったですが、具体的にどうやったのかなぁってとこがちょっと力技だったかも。メイドさんが手伝ったわけでもなさそうだし。
最後の領主を殺した実行犯のオチは初め意外すぎてストンと頭に入らなかったです。こういうのはミステリー的にはありなんですかね。実行犯も犯行の記憶はなくなってるってあたりがミソなのだと思いますが。
お話としては領主の娘が自立というか独歩していくような展開になるのかなぁと思ったけど、そういう展開もなく解決編からは以外にあっさり終わってしまった印象です。言われてみるといろんなところに伏線があったわけですが、ちょっと細かすぎて気づかなかったのが多かったです。
お話としては結構面白かったです。力技な部分はブギーポップの作者さんが書かれるミステリーと少しにてる部分があったかも。剣と魔法の世界ってことで米澤さんの既存の作品とは少し毛色が違って面白かったです。
米澤穂信さんの小説の感想は、こちら。
・春期限定いちごタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件
・秋期限定栗きんとん事件〈上〉
・秋期限定栗きんとん事件 下
・儚い羊たちの祝宴
・さよなら妖精
・氷菓
・愚者のエンドロール
・クドリャフカの順番
・遠まわりする雛
・ふたりの距離の概算
・折れた竜骨 上
-----------------
sent from W-ZERO3
この記事へのコメント
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。