小説:オツベルと笑う水曜日

オツベルと笑う水曜日 を読みました。成田良悟さんの新刊になります。電撃文庫から出ている成田さんの小説とは少しテンション違うかなぁという感じでしたが面白かったです。
オツベルとは、宮沢賢治さんのオツベルと象のオツベルです。私が国語の時間に読んだときはオッベル(オッペル?)だった気がしないでもないですが違ったかなぁ。
作中のオツベルは出版社の女編集長で部下をこき使うのと名前をもじったのでオツベルと裏で呼ばれています。そこに新人編集者として、長身の大男が配属されてきて…という感じで物語が始まります。
お話は、未成年の時に殺人の罪で捕まった男が出所して、無実だってメッセージと共に殺人の証言者を殺害して回ってる?という事件と、顔に包帯を巻いた連続強盗事件を軸に進みます。
殺人事件のほうは仮の話の時になんとなくそうなのかなとわかったけど、その後の包帯男との連携はちょっと意表をつかれました。
結構成田さんの他作品の登場人物が登場しますが、どちらかというと他作品側ではわき役だった人が多いかも。他作品ではこちら側ではない世界の住人がメインですが、本作ではあくまでこちら側の世界がメインになっています。(首なしライダーとか吸血鬼とか不死者の類はメインではでてきません。編集してる雑誌のネタとしては出てくるけど)

ちょっと毛色は違う感じですが、成田さんの小説が好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。

成田良悟さんの小説の感想は、こちら。
ヴぁんぷ!〈4〉
ヴぁんぷ! 5
デュラララ!!×6
デュラララ!!×7
デュラララ!!×8
デュラララ!!×9
デュラララ!! ×10
デュラララ!!×11
デュラララ!!×12
バッカーノ!1710―Crack Flag
バッカーノ!1932‐Summer―man in the killer
バッカーノ!1711―Whitesmile
バッカーノ! 1935-A Deep Marble
バッカーノ! 1935-B Dr. Feelgreed
バッカーノ! 1931-Winter the time of the oasis
BLEACH Spirits Are Forever With You Ⅰ
BLEACH Spirits Are Forever With You II
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オツベルと笑う水曜日 (メディアワークス文庫)
アスキー・メディアワークス
2013-06-25
成田良悟
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