小説:楽聖少女 (4)

楽聖少女 (4) を読みました。杉井光さんの新刊になります。ゲーテとして転生した日本の男子高校生とベートーヴェンとして転生した女の子の物語になります。
比較的平和な感じで序盤スタートしますが、結構今まで以上にヘビーな展開になる感じ。ルドヴィカが「運命」と「田園」の二大交響曲を作曲するのですが、その演奏で使用されるトロンボーンに関して教会からクレームが付いて、罪を問われて死刑を宣告されてしまい…という感じでお話が進んでいきます。
そういうオチで解決するならもっといい方法があったんじゃないかなぁと思っていたら、もう一段オチが待っていました。なんで隠してたのかなぁってあたりが腑に落ちないで読んでたので、ああそういうことだったのかぁとなりました。ちょっとルドヴィカの様子が変だったり、伏線だったのかなぁというあたりが逆に伏線じゃなかったってことになりますね。作家であるゲーテ(ユキ)が考えたというあたりが面白いところなのかも。
ヴァルプルギスの夜というのが出てきますが、お祭りの名前だったんですね。ちょうど最近読んだヴァルプルギスの後悔とかまどか☆マギカのワルプルギスの夜とかで聞いてたけど、初めは造語か何かかと思ってました。ファウストも機会があったら読んでみたいですね。

お話の方は結構綺麗にオチがついて、一瞬これで終わりなのかなぁとも思ったけど、あとがきでは特に言及されてなかったのでまだ続く感じでしょうか。謎な部分も残ってるし。
杉井さんといえば最近問題があったけど、そこら辺のお話は特にあとがきにもないですね。講談社からも生徒会探偵キリカが12月に出るみたいだし、あんまり影響なかったということでしょうか。これで売れなかったら問題になるのかもしれないけど、売れなきゃ問題にかかわらず次は書かせてもらえないでしょうし、結果次第なのかもしれないですね。

神様のメモ帳4
神様のメモ帳5
神様のメモ帳6
神様のメモ帳 7
神様のメモ帳 8
シオンの血族1 魔王ミコトと千の花嫁
シオンの血族2 魔王ミコトと九十億の御名
シオンの血族3 魔王ミコトと那由他の十字架
剣の女王と烙印の仔I
剣の女王と烙印の仔II
剣の女王と烙印の仔III
剣の女王と烙印の仔IV
剣の女王と烙印の仔V
剣の女王と烙印の仔VI
剣の女王と烙印の仔VII
剣の女王と烙印の仔 VIII
生徒会探偵キリカ1
生徒会探偵キリカ2
生徒会探偵キリカ3
生徒会探偵キリカ4
楽聖少女
楽聖少女2
楽聖少女3
神曲プロデューサー
楽聖少女 (4) (電撃文庫)
アスキー・メディアワークス
2013-11-09
杉井光
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