小説:サカサマのパテマ

サカサマのパテマ を読みました。木曜日に映画を見ておもしろかったので、小説版をよんでみました。
湧井学さんという方が書かれた小説で、巻末のプロフィールによると吉浦監督の脚本を元にノベライズした小説とのこと。色々な映画のノベライズを手がけている作家さんのようです。

あらすじの方はおおかた映画版と同じですが、映画版では描かれていなかったあたりが、いくつか加筆されている感じです。
一応世界の説明とか、エイジの同級生の女の子の話とか。あと、てっきりアイガの王も何も知らなかったのかと思ってたけど、小説版では王は真相を知っていて、それも地底の人々を恨む原因の一つになっていることになっています。ただの狂信的な王様ってイメージが映画だと強い感じでしたけど。
映画のラストをみるとだいたいそういうことなんだなぁというのはわかるけど、そこら辺も少し解説が入っている感じになっています。おおまかには予想通りだけど、もう一段階お話が進んでいたというのが小説版での真相になっています。

文章も読み易かったですし、映画の方をみて興味がある方ならおもしろく読めるのではないでしょうか。個人的には映画を見る予定のある方は、先に映画をみたほうが楽しめるかなぁという感じがします。絵のほうがやはりインパクトとしては大きいですし。

吉浦監督関連の作品の感想は、こちら。
イブの時間 劇場版
イヴの時間 another act
サカサマのパテマ


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