小説:ヴァルプルギスの後悔〈Fire3.〉

ヴァルプルギスの後悔〈Fire3.〉を読みました。ブギーポップシリーズの霧間凪がメインのお話の3巻目になります。たぶんこのシリーズは4巻までなので、起承転結の転にあたるのかな?
魔女ヴァルプルギスに乗っ取られた凪でしたが、もう一人の魔女アルケスティスに杭を打ち込まれて力を抑えこまれてしまったところからの続きになります。
ビートのディシプリンのキャラが出てきたり、九連内朱巳が出てきたり結構そういう意味では楽しめる巻になっています。地味に、この世界の根冠に関わる話とかがさらっと出てきたり、ただのスピンオフって以上のお話にはなっているのかも。
登場してくる二人の魔女がとにかくすごいという設定なのですが、どうも二人が争うシーンだけ読んでるとすごくチープな感じがしてしまって、あんまりスケールの大きさはないのかなぁという感じ。凪も虚勢張っているだけだみたいなセリフを行ってるのでそれほどでもないのかもしれないけど。
今のところ中途半端に綺が絡んでくるけど、あれ?って感じで絡まなかったり、話は進んだけど、全体的にから回った感じがあるかもしれません。
一応、ヴァルプルギスと凪のところは一段落付いて、逆襲に転じるのかなぁというところで次巻に続きます。最後にちょろっと九連内朱巳と末真がでてきて、朱巳の方は次の巻で少し痛い目にあうようです。凪もだけど、末真もこんなにまで特異なキャラだったかなぁ。

上遠野さんの小説の感想は、こちら。
ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉
ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉
化け猫とめまいのスキャット―ブギーポップ・ダークリー
ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト
ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン

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