小説:“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9)

“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9) を読みました。9巻目ですね。あとがきによると次がラストとのことです。
ちょっと前巻の引きは忘れてたんですが、葵と式部さんから是光が告白されたところで終わってたみたいですね。そこからの続きですが修羅場は紫識子(と頭条)の乱入でとりあえずは有耶無耶になります。野村さんの作品の入りはこういう冒頭でちゃらになるのが多いですね。
葵と式部に加えて海外から夕雨も戻ってきて、是光をめぐるお話になるのかなぁと思いきや、夕雨の帰国には夕雨も知らない裏があって…って感じでお話が進んでいきます。
最終的に説明はつくけど、なんか突っ込みどころがあるよなぁと思ったらすっかり騙されてた感じでしょうか。この世界のメールシステムはどうなってんのかなぁとか思いながら読んでたんですが。今から思うとここら辺で気づいとけって感じだったのかもしれません。
オチの方も随分ずさんで下っ端っぽい終わりだなぁと思っていたら、思わぬ黒幕の登場で一気に混迷を深めた感じでしょうか。

あとがきによると、次はドレスの方が出た後で、ヒカルの最終巻となるようです。なんかもう新作の方も何巻かストックが出来てるそうですけど、ファミ通文庫だとそういう仕事の進め方する作家さん多いのでしょうか。一般的な作家さんのイメージだと締め切りに追われて缶詰みたいなところがありますが、実際はそんなのネタなだけなんですかね。
こっちはリアルっぽいけど、アルスラーン戦記の最新刊は予想より進捗いいらしいですね。続きが出るとは思ってなかったので、どんな進み具合でも0よりは進捗いいって感じにはなりそうですが。

野村美月さんの小説の感想は、こちら。
"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)
“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)
“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)
“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5)
“朝顔" ヒカルが地球にいたころ……(6)
“空蝉" ヒカルが地球にいたころ……(7)
“花散里" ヒカルが地球にいたころ……(8)
“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9)
“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10)
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件2
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件3
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件4
“文学少女”と死にたがりの道化
”文学少女”と飢え渇く幽霊
“文学少女”と繋がれた愚者
“文学少女”と穢名の天使
“文学少女”と慟哭の巡礼者
“文学少女”と月花を孕く水妖
“文学少女”と神に臨む作家 上
“文学少女” と神に臨む作家 下
“文学少女”と恋する挿話集 1
“文学少女”見習いの、初戀。
“文学少女”と恋する挿話集 2
“文学少女”見習いの、傷心。
“文学少女”と恋する挿話集3
“文学少女”見習いの、卒業。
“文学少女”と恋する挿話集4
半熟作家と“文学少女”な編集者
“文学少女”の後輩な僕が幽霊だったころ……

劇場版”文学少女”
“文学少女”メモワールI-夢見る少女の前奏曲(プレリュード)-
“文学少女”メモワールII-ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)-
文学少女”メモワールIII-恋する乙女の狂想曲(ラプソディ)-
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by “六条

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック