小説:りぽぐら!

りぽぐら! を読みました。今日も病院ですが、昨日今月発売の新刊は受け取れたので今日はそっちを読みました。
西尾維新さんの新刊になります。「りぽぐら」はリポグラムから来ていて表紙の解説?によると「特定の語または特定の文字を使わない制約のもと書かれた作品」という物らしいです。
本書では、制約なしに書かれた短編3話それぞれに対して、4パターンの制約をつけた4話の短編が収録されています。3話x5パターン(制限なし1+制限あり4)の15編ですね。
正直読んでて違和感がないのは制限なしの1パターンだけで、あとのはちょっとどうなのかなぁというところはあります。一応、1パターンの中で文体を変えたりとかはあるのですが、書き手に課せられた制限は別に読み手にとってはある意味どうでもいいものなのでそこら辺はちょっと面白味が伝わりづらいものなのかも。
各話のタイトルにイラストとその話は制限事項(禁止文字)が書かれています。イラストはここにしかありませんが、各話別の方が担当されていて結構豪華です。表紙もこのイラストが利用されているのですが、いろんな絵柄があって最初、いろんな作家さんの合作なのかと思ってしまいました。

収録されているのは以下になります。
・妹が殺人を犯してしまったお話。兄の視点でお話が進みます。第一弾階のオチは予想できたのですが、その後のオチは読めませんでした。妹だから顔を見なくてもわかったって辺りが伏線といえば伏線なのかも。この話が一番面白かったかもしれません。リポグラムにするよりこの話を、妹とか母の視点から書いた短編にしたほうが面白かったかもと思いました。

・借金をチャラにすために札束を使った将棋崩しの勝負をする話。アカギっぽいお話ですね。ちょっと予想外ってほどではにけど、オチはわかりませんでした。

・世界中が監視カメラで見張られていて、秩序だった行動が強制されているような世界のお話。こちらは一話目とオチが少し似てますね。

あとがきの方もルールを設けたのか3つ同じような内容のあとがきが掲載されています。

コパ・サンパウロのU19の方は、つぎはサントスに決まったようです。CWCの弟対決になりますね。放送自体はあるようですが、こっちで見れるかはわからない感じみたいですね。
高校選手権の方も盛り上がってるみたいだったので、録画しとけばよかったかなぁ。
富一が勝ったみたいですね。結局選手権では一回も見なかったです。なんとなく、プレミア参入戦でみた京都橘が強いかなぁと思って今回は見てたのですが。

西尾維新さんの小説の感想は、こちら。
化物語(上)
化物語(下)
傷物語
偽物語(上)
偽物語(下)
猫物語 (黒)
猫物語 (白)
つばさボード
傾物語
まよいキャッスル
花物語
囮物語
なでこミラー
鬼物語
しのぶサイエンス
恋物語
憑物語
暦物語
終物語
少女不十分
悲鳴伝
悲痛伝
悲惨伝
悲報伝
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りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)
講談社
2014-01-08
西尾 維新
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