小説:つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション

つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション を読みました。河野祐さんの新刊になります。編集者と作家が幽霊にまつわる事件を解決する探偵ものの3巻目になります。一巻を売り始めたときに、3巻くらいまでの販売スケジュールが載っていたのでてっきり全三巻なのかと思っていましたが、そんなこともなくて普通に続くようです。

角川文庫のレーベルでライトノベルのくくりではないせいで、よく見に行くライトノベルのサイトでもその他扱いになってたので、発売日を見逃して月が変わってからの購入になってしまいました。

今回は、佐々波の知り合いの女性作家の依頼で、洋館にある絵を探しに行くことになります。それとは別に雨坂の姪の幽霊が小暮井さんに取り憑いて?動けるようになって今回の絵さがしに小暮遺産と一緒に同行することになります。
序盤は、ノゾミの話から始まって、訪れる予定の洋館が佐々波、雨坂、ノゾミが事故にあう前に訪れる予定の洋館だったってことで、そっちの方の話が進むのかと思ったけど、そんなこともなく洋館での依頼の話がメインなメインな感じお話が進んでいきます。

今まで通り、独特の静かな雰囲気のある小説になっています。サクラダリセットの雰囲気が好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。ただ、お話のあらすじの方は今一どこに向かうのかわからない感じのお話が、よくわからないまま解決編が始まる感じがあって、そこら辺はあんまり探偵ものっぽくはないのかも。
最後の辺りはまた、佐々波、雨坂(とノゾミ?)の事件の話に絡んくるのかなぁとなるけど、これはほんのすこしだけですね。あんまり絡んでこなさ過ぎて、逆にこの部分だけ少し違和感がある感じがしないでもなかったです。
お話としては完全に続く感じですが、続きは出せそうなくらい売れてはいるのかなぁ。

河野祐さんの小説の感想は、こちら。
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