小説:不死なる侵略者 - ドラル国戦史 (6)

不死なる侵略者 - ドラル国戦史 (6) を読みました。6巻目ですね。北のダレイネの領土でのお話はこの巻で終わりになります。

次のヴラーの進行先が北の国と判明して、北に対して防御線を張ることになります。ナラサンたちドログ人は、砦を建設、他の人達もそれぞれアイデアを出してって感じの展開ですね。
前巻で、武器を使用することは示唆されていたヴラ-の軍団は、その一歩先まで進化をして…というところがお話のキモに普通ならなるところですが、そこにはあまり主眼を置いてないのか戦記もの的緊張感はあまりないですね。逆に安心して読めるところではあるのですが。どちらかと言うと(ヴラ-なるものとは意思の疎通ができないので)味方同士の異文化交流とかの辺りがおもしろい作品なのかなぁという感じ。

序盤は、ダレイネの領土の両手の名を持つトランターのお話、あとは水晶谷でのヴラ-の軍団との対決という流れになっています。
次は、ラストの1国、東のアラシアの領土の防衛になりますが、かなりアラシアが難ありな神になってしまっているのでそこら辺のネックとヴラ-の軍団が次にどこまで進化してくるのかというあたりがお話のキモになってくるのでしょうか。敵の進化というと最近読んだ本では新世界よりとか少し被る話があるかなぁという感じですね。
あとは、神々の代替わりの話がどこら辺まで関わってくるのかなぁというあたりが残ってるくらいかな?

シリーズの感想は、こちら。
四方を統べる神―ドラル国戦史〈1〉
蛇民の兵団―ドラル国戦史〈2〉
神託の夢 - ドラル国戦史 (3)
峡谷の昆虫人 - ドラル国戦史 (4)(
水晶砦の攻防 -ドラル国戦史(5)
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